専大スポーツ編集部

　５月20日、駒沢体育館でレスリングの東日本学生リーグ戦が行われ、専大は２勝１敗でグループ２位となった。

　フリースタイル７階級（57㎏、61㎏、65㎏、70㎏、74㎏、86㎏、125㎏級）で行われる団体戦。専大はリーグ仕様のシングレットを身にまとい、予選1位通過に挑む。

　１回戦、２回戦は神大・法大相手にそれぞれ７－０で快勝。神大戦では１年生井出光星（経済１・上田西高）がテクニカルフォールで好発進。チームを良い流れへと導いた。また、法大戦では伊藤和馬（経営３・網野高）が約1年半ぶりに度重なるけがから復帰を果たした。「緊張してしまい、強引さもあった」と語るも、12－２で勝利をおさめた。

　３回戦は昨年王者の日体大と対戦。専大は、１回戦で70㎏級に出場した松尾侑亮（商２・いなべ総合学園高）が一つ階級を上げ出場。65、70、74㎏級の中３階級で、良い流れをつくれるよう選手をそろえた。最軽量級では柏田直紀（文２・三次高）が４－６で敗れるも、続く61㎏級では中村倫也（商３・花咲徳栄高）が先月のJOC杯ジュニアオリンピック選手権で涙をのんだ相手に９－６で勝利。対戦後には同学年で86㎏級の与那覇竜太（経営３・浦添工高）と抱き合い、喜びを表現した。

さらに原田駿が後に続き、２－０で白星。ここまで２勝１敗で優勢に思われたが、その後４連敗。先制した試合が多かっただけに残念な結果となった。

　予選リーグ２位で終えた専大は、明日明後日で各グループ２位の明大、早大、日大と対戦する。５位～８位までの順位をつける。

　試合後、残り２日間はさらに激戦となるだろう。優勝争いには絡むことはできなくなったが、チーム一体となる姿を追いかけたい。

（経済３・岡野希春）

（今大会の写真は「専大スポーツ」編集部のFacebookに掲載予定です。）

佐藤満ヘッドコーチ

「日体大は、昨年のチャンピオンとしての意地を見せつけられた。しかし、その差は紙一重である。選手層の厚さ、練習などでもまれているかの違いで最後に差が出た。チャンスをものにできるか、ピンチをしっかり守りきるかがこの先の課題である」

「松尾は、重量が上がっても十分やれる選手。74㎏級の武田よりも松尾の方が最後までしのぎ切れる力がある。対戦する選手とも相性が良かったが、最後で自分から組んでしまいタックルされてしまったのはよくなかった」