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5月5日、八王子市民球場にて東都大学準硬式野球春季リーグの対日大との第2回戦が行われた。試合は両チーム合わせて32安打の乱打戦となり、専大は11回裏にタイムリーを浴び7-8×で惜しくも敗れた。
‹スコア›
専大|300 100 020 01 |7
日大|120 300 000 02×|8
1回表、専大の攻撃で先頭の金子翔馬(法3・新潟明訓高)の放った強い打球が二塁打となると、続く今坂僚介(ネット情報2・常葉学園菊川高)の進塁打で1死3塁となる。ここで今季ここまで好調の続いている3番・渡邉貴一(経営4・専大松戸高)のレフト前へのタイムリーヒットで先制。さらにチャンスを広げ2死満塁すると、7番・阿部拓磨(経営1・専大松戸高)のセンター前への打球は2点タイムリーとなり合計3点を奪った。
しかしながら守りが安定しない。先発は浅木孝仁(法4・厚木北高)。1回裏、ミスが続き無死満塁のピンチを迎えると続く打者の内野ゴロの間に1点を返される。この回は後続を抑えピンチを脱するが、続く2回にも2死から四球と連打で2点を返され同点とされた。
4回表、専大にも勝ち越しのチャンスが訪れる。この回も先頭の金子がレフトを超える二塁打を放つ。後続の進塁打で二死3塁とするとこの日4番の風見健太(経営3・竜ヶ崎第一高)がうまくセンター前へ打ち返し1点の勝ち越しに成功する。
▲二塁打を3本の金子
それでもやはり波に乗り切ることが出来ない。4回ウラの守り、先頭からあっさりと2人を打ち取ったが、そこから死球を与えてしまう。この死球でリズムが崩れたのか、この後3つの安打に守備のミスも重なり一気に3点を奪われた。
これ以降試合の流れが滞ってしまう。6回には両チーム3人で攻撃を終えるなど序盤の打撃戦とは一転し投手戦となる。そんな流れから先に試合を動かしたのは2点ビハインドの専大だった。8回表、先頭の猪股瑛司(商3・専大松戸高)が甘い球を見逃さず豪快なソロホームランを放つ。勢いに乗った専大は続く金子のこの日3本目となる2塁打で無死2塁とすると、2番・今坂が2塁打で続き、更に1点を追加、終盤で同点とした。
▲ホームランを放った猪股
9回からは、ここまで粘りの投球を見せていた先発の浅木に代わり椎谷祐貴(経営4・県岐阜商高)がマウンドに立つ。二死3塁のピンチを迎えるが、次の打者を確実に抑え、試合は延長線へと突入する。
11回表、二死まで追い込まれたところで阿部が四球を選び出塁。途中から守備で出場している杉山滉生(経済1・専大北上高)にヒットが生まれ二死1、3塁。先にホームランを打っている猪股がレフト前と打球を運びついに1点を勝ち越すことに成功し、勝利に向けて裏の守りを迎える。
11回ウラ、先頭をショートゴロに打ち取るが、次の打者に送球エラーで出塁を許してしまう。更にライトへの2塁打で同点にされ、尚も一死2塁のピンチ。この場面でも粘り切ることが出来ない。続く打者にもヒットを許しこの間に2塁走者が生還、サヨナラ負けとなった。
専大はこの敗戦により、日大相手に2敗となり勝ち点を逃している。
以下主将・椎谷のコメント
「前日に大量失点をしてしまったので、先制できたことは良かった。最後はミスが原因で負けてしまった。僅差で負ける試合が多いので、これからはミスを減らしていくことが課題です」
(木村健人・商2)