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12月13日、大田区総合体育館にて第70回全日本大学バスケットボール選手権記念大会の2回戦が行われた。この試合で勝利を収めれば、昨年の結果を超え、準々決勝に駒を進めることができる。ベスト8最後の1枠を掴み取るため、大阪学院大学との2回戦に挑んだ。
13日 対 大阪学院大学
専大88(17-19、32-17、21-17、18-8)61大阪学院大
スタメン
#9 重冨 友希(経営2・福岡第一高)
#10 大澤 希晴(経営4・長野俊英高)
#12 西野 曜(経済2・近大附高)
#30 アブ フィリップ(経営3・アレセイア湘南高)
#34 盛實 海翔(商3・能代工高)
第1ピリオド、両チームお互いに攻めるも点が決まらない中、先制点は大阪学院大学に挙げられる。オフェンスが振るわない状況で専大最初の得点を挙げたのは#12西野。その後は点を取っては取り返され、大阪学院大に僅かに2点リードされる展開となった。
第2ピリオド、#34盛實が3ポイントシュートを決め、開始1分で逆転に成功。#34盛實に続き#46寺澤 大夢(文1・東海大諏訪高)の3ポイントシュートも決まると、そのまま波に乗り一気にリードを広げる。オフェンスリバウンドをしっかりと取り、着実に得点を重ねていく。相手に主導権を握らせることなく、#23キング 開(文1・アレセイア湘南高)がレイアップシュートを決めたところで前半が終了した。
第3ピリオド、#30フィリップにボールを集め得点を伸ばしていく。大阪学院大も負けじと3ポイントシュートを決めるが、専大がすぐに取り返し、相手のペースにさせない。前半に引き続き、リバウンドを取ることを徹底し、さらにリードを広げる。
第4ピリオド、開始3分間相手にシュートを入れさせず、攻撃の手を全く緩めない。#16野口 夏来(経済4・福大大濠高)を中心に点を積み重ねていき、最後までリードを守り切った専大は27点差をつけ快勝。ベスト8進出が決定した。次戦はリーグ戦で1勝1敗だった白鷗大との対戦になる。
▲#34 盛實 海翔
▲#8 幸崎 竜馬(ネット情報4・能代工高)
▲#10 大澤 希晴
▲#23 キング 開
▲#46 寺澤 大夢
佐々木 優一監督
「(今日の試合を振り返って)1戦目がちょっと重かったり硬かったりしていたので、まずはどれだけ自分たちのバスケットをやれるかどうかということを第一に伝えていった。初めて戦う見慣れない関西のチームで、やられてしまったところはあったが、時間が進むにつれてしっかりとディフェンスを対応していけた。最終的に失点を61点に抑えられたのは、ディフェンスで我慢してオフェンスに繋げていけたからだと思う。後から出てきた選手も自分の役割をしっかりやってくれた。
(次の試合に向けて)ここからが本当の勝負だと思っている。白鷗大も今日の試合でかなり勢いがついているし、トランジションで走ってくるチームなので、相手のやりたいことをどれだけやらせないで、その中で自分たちのバスケットを展開できるかというところが間違いなく勝負だと思うので、そこをしっかり引き締めて臨みたい」
#4 塚本 雄貴(文4・アレセイア湘南高)
「(今日の試合を振り返って)最初は流れを掴みきれない部分があったが、段々とディフェンスやリバウンドがとても顕著に出て、そこから10点引き離せた。後半は自分たちのやるべきことをしっかりできた。
(昨日が4年生最後の練習だったが雰囲気はどうだったか)これから優勝しにいくんだという気持ちをみんなが持っていて、いつも以上にすごく良い雰囲気で練習できたので、今回の結果に繋がったのではないかと思う。
(次の試合に向けて)とにかく相手のペースでやらせないことが大前提なので、自分たちがリーグ戦で勝ったことをもう1回思い出してやっていきたい」
#23キング 開
「(今日の試合を振り返って)相手にシュートを決められている状況の中で、自分や#46寺澤が出て、リバウンドに積極的に飛び込むことを意識した。チーム全体でリバウンドを取る意識が変わって、そこで相手を離すことができたかなという印象。リバウンドとトランジション、走りの部分でチームに流れを持っていけたと思う。
(前回の試合から修正した点)1回戦目はリバウンドを取られていた部分が多かった。これから勝ち進んでいくにつれて、リバウンドは重要になってくるので、リバウンドとトランジションを意識してやっていこうということをみんなで意識して練習をした。
(次の試合に向けて)リーグ戦で1勝1敗だった白鷗大で、ここが自分たちの1番の山場だと思っている。今日勝てた流れを保ちつつ、リバウンドやトランジションを負けないようにやって、いつも通りの専修らしいバスケをすれば勝てる相手なので、そこをみんなで意識してやっていきたい」
#46 寺澤 大夢
「(今日の試合を振り返って)序盤はディフェンスが思うように機能しなかった。第1ピリオドが終わってからベンチのみんなと話して、もう一度気を引き締めてディフェンスから入ろうと意識し直して、第2ピリオドから上手くディフェンスが機能できた。ディフェンスが上手くいったことでオフェンスでも流れを掴めて、少しずつ点が離せた。
(次の試合に向けて)次からが本番だと思うので、今までやってきたことを変えずに頑張っていきたい」
(文=江川このみ・文1、写真=岡本真凜・経営1、山下佳帆・経営1、江川このみ)