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2018.11.24
卓球

【卓球部】専大勢表彰台を逃す...。三部ベスト8、枝松、牧之内ベスト16

15回全日本学生選抜卓球選手権大会=1123、24日 愛知県・日本ガイシスポーツアリーナ

 

 大会2日目、男子は三部航平(商3・青森山田高)がベスト8、女子は枝松亜実(人間科学2・山陽女子高)、牧之内菜央(文2・遊学館高)がベスト16で大会を終えた。男女優勝を狙っていただけに専大卓球部としては悔しい結果で終える大会となった。

 

 男子決勝トーナメントでは三部が1回戦を勝ち進むと、2回戦の相手は酒井明日翔(明大)。全日本大学総合選手権個人の部(全日学)では4-2で勝利している相手である。序盤は相手のミスを誘い2-0で三部がリードするも、守備を得意とする三部に対して相手が無理に攻めずにしっかりとラリーを繋ぐ戦法に変えはじめ試合の流れが大きく変わってしまう。三部は自分から先に攻めるも決まらずにミスが続くと焦りが見え始め2-2に追いつかれてしまう。相手はその勢いのままポイントを奪い2-4の逆転負け。勝てるチャンスがあっただけに悔しい結果となった。

 

▲序盤2-0と好スタートを切った三部

▲ミスが続き下を向く三部


 女子決勝トーナメントには枝松と牧之内が登場した。枝松は、序盤0-2と相手にリードされる展開に苦しめられる。しかし、途中からサーブを変えることで相手のリズムを崩すことに成功し2-3と追い上げる。しかし、追い上げられても冷静に自分の卓球をする相手を崩しきれず2-4で1回戦敗退。牧之内も予選で今大会優勝候補に挙げられていた安藤みなみ(商4・慶誠高)に勝ち好調の笹尾明日香(早大)0-4で敗退。共に2回戦進出とはならなかった。

 

最初の2ゲーム差が勝敗を分けた枝松▲加藤コーチと握手を交わす牧之内

 全日学では、男子は専大が表彰台を独占し、女子も安藤が優勝と輝かしい結果だっただけに今大会は専大勢としては不本意な結果となった。男子卓球部の高宮啓監督は「常に気持ちをピークで維持するのは厳しいが、その中でも自分自身でどのように士気を高めていけるかが課題」と今大会全体を振り返った。

専大卓球部としては、1月に行われる全日本卓球選手権(全日本)に今年も多くの選手が出場する。昨年は安藤、田添響(商4・希望ヶ丘高)がランク入り(ベスト16)を果たしているように、今年も一人でも多くの選手のランク入りに期待だ。

 

《決勝トーナメント結果》

三部 ベスト8

1回戦 〇三部4-2千葉(埼工大)

2回戦 ●三部3-4酒井(明大)

 

枝松 ベスト16

1回戦 ●枝松2-4山本(中大)

 

牧之内 ベスト16

1回戦 ●牧之内0-4笹尾(早大)

 

~選手コメント~

 枝松亜実

―――決勝トーナメントの試合を振り返って

朝一ということもあり出だしが悪く、途中から自分のプレーができたのですが最初に離されてしまったのが敗因だと思います。

 

―――0-2から追い上げたときはどんなことを変えたのか

ベンチに入ってもらった阿部さんに「サーブを変えろ」とアドバイスを頂きました。最初はフォア前にばかり入れていたのですが、少しサイドにずらしてみたり、真ん中の方に寄せてみたら相手が崩れてくれました。

 

―――全日本の目標

シングルのみの参加なのですが、今まで3回戦を突破したことがないので3回戦を突破できるように頑張りたいと思います。

 

牧之内菜央

―――試合を振り返って

今日は全然だめでした。あっさり負けてしまったのでそんなに悔しいという気持ちではないです。ここまで残ることが目標だったので、また次の試合を頑張りたいです。


―――インカレから成長したところ

正直なところ、先月の全日学に全部賭けていたので、やり切ってしまった感じはありました。ですが、「出るからには頑張ろう!」という気持ちで練習はあまりさぼらなくなりました。勝つことによって周りから見られるようになるので、練習をちゃんとやらないと周りから“強いのにどうして?”と言われてしまうので練習を頑張るようにしました。

 

―――来年のリーグ戦に向けて

シングルスではランキングに入りますが、団体戦では全然活躍できていないので、勝って皆を引っ張っていけるようにならないといけないです。団体で勝てずあまり出させてもらえていないので、しっかりと結果を出して信用を取り戻せるように頑張りたいです。

 

高宮啓監督

―――三部選手の試合について

全日学では8決定で当たっている相手でその時は4-1で勝っているのでその時の良いイメージで試合に入っていけたことが2-0とリードに繋がったのかなと思います。3セット目からは相手が打たないというスタイルに変えてきました。ラリーをしっかりとつなぎ必要以上に攻めてこないのに対して、三部は守りが上手なタイプなので自分から打っても決まらないところから焦りがでてしまったことが敗因だと思います。少しパワー不足の面がでてしまいましたね。

 

―――この大会全体を通して男子部の試合はどう思いますか

全日学とは雰囲気も違った戦いで、その中で試合に入りこむというのが難しい面が多かったなと感じます。その中で、気迫の持ち方だったり、気持ちの強弱の付け方というのが今後必要になってくると思います。

 

――――全日本に向けて部の目標

全日本は卓球をやっている人にとってd一番評価がされる大会です。全日本はよく「魔物がいる」と言われる大会で、流れを読み間違えたりすると勝ち寸前で負けることもありますし、逆に負け寸前で勝てることもあります。社会人に対してどう挑めるかが鍵になりますね。去年は、田添兄弟がランク入りしましたが卓球部としては何十年ぶりぐらい久しぶりのことでした。今年は、及川や三部、郡山など大学に入ってからはランク入りできていないので、全員がランク入りすることを目標に頑張っていきます。


(文・写真=石崎愛奈・法4、村山健人・商1)