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2018.09.23
アメフト

【アメフト部】 オフェンスで魅せるも力及ばずリーグ戦2連敗

関東大学アメリカンフットボールリーグ戦BIG8・1部

第2節 vs横浜国立大学

9月23日(日) 17:00Kickoff @富士通スタジアム川崎

専大 14-49 横国大



 リーグ戦を黒星スタートとなった専大GREEN MACHINE。前節終了後「プレーだけでなく全員の気持ちやモチベーションが足らなかった」と選手たちは口を揃えて話していた。今節こそ勝利で飾りたい専大。相手は昨季BIG81位の横浜国立大学。選手の故障が相次ぎ、下級生を多く起用して臨んだ専大は、攻撃面で奮闘する場面も見られたが相手のオフェンスを止めることができずに、2連敗という結果となった。




1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

専大

14

横国大

14

14

14

49




▲試合前に選手を激励する渡辺卓史監督




 先手を取ったのは横国大だった。第1Q3分、前線へのロングパスを成功させると次の攻撃でTDを決め先制。4分には専大のパスをインターセプトするなど攻守にわたって横国大が流れを掴む展開となり、第2Q途中の時点で0-21と横国大がリードを広げる。


 相手のオフェンスに圧倒され流れに乗れない専大。このまま前節のように相手ペースで進んでいくかと思われた第2Q6分、2試合連続スタメンのQB坪沼悠希(商1・足立学園高)がロングパスを成功させ敵陣20y付近へ進出しチャンスを演出する。すると次のファーストダウン、専大はパスプレーを選択しパスの出しどころを探していた坪沼が、ディフェンスの隙を見つけランプレーを行いそのまま左サイドを駆け抜けTDを決める。キックをK蜂屋修平(法2・法政二高)が成功させ7点を返した。

 このまま流れを引き寄せたい専大だったが第2Q終了間際にTDを決められ7-28で前半を折り返した。




▲攻撃の起点となり、得点も決める活躍を見せた#14坪沼




 後半も横国大のオフェンスを止めることができない。第3Q3分にランプレーからのTDを決められ7-35と点差を離されてしまう。

 しかしその直後、専大にスーパープレーが飛び出す。自陣10y付近で相手のキックオフを受け取ったDB内村凌平(経済3・駒場学園高)がリターンから左サイドを疾走。ディフェンスを寄せ付けず100yの独走を果たしTDを決める。キックを蜂屋が決めスコアを14-35とした。

 このTDで会場は興奮の渦に包まれた。このまま勢いに乗りたい専大であったが、課題のディフェンスを修正することができずに第4Qに2本のTDを決められてしまい万事休す。14-49で第2戦を落とした。




▲キックオフリターンTDを決め会場を沸かせた#1内村



▲2本のキックを成功させた#44蜂屋





以下、試合後インタビュー



渡辺卓志監督


―試合内容を振り返って

「前節の後半の戦い方が出せるのであれば、それを最初からだそうということでずっとやってきたが、結局この前と同じ試合展開になってしまった。最初のリズムの作り方がこのチームの課題ですね。」


―坪沼選手の得点シーンについて

「QBのパス崩れでTDとっただけです。あの個人技は素晴らしいかったが、デザインされたプレーではオフェンスは機能していない。デザイン通りにプレーできるようになれば、強いオフェンスになってくると思う。」


―内村選手がリターンTDを決めたが

「内村はキックオフリターンを決められるだけのスピードと技量があるので、練習でもそれを意識して取り組んでいる。今日練習の成果が出せたことはすごく評価している。」


―次に試合に向けて

「BIG8は下位4チームが入れ替え戦となってしまう。その4チームに入らないために残り5連勝目指して頑張っていきたい。TOP8への入れ替え戦は厳しいかもしれないが、背水の陣でやっていくしかない。」




畠山爽主将(商4・横浜高)


―前回の試合後、桜美林戦の後半のような気持ちで次は臨みたいと語っていたが

「それを修正することができずに試合が始まってしまった。攻守ともに練習で出来たことが試合になると出来ないことが多かった。もちろん練習で出来なかったこともたくさんあった。そこは実力よりも試合に挑む気持ちの面が足らなかったと思う。」


―プレーに入る前に声を出してチームを鼓舞する場面が印象的だったが、

「チームが沈んでいる時にチームを鼓舞するのは当たり前のことだが、それを周りが出来ていない。一人ではなくて全員でチームの雰囲気をつくっていくことが課題。」


―攻撃面では前回よりも改善されているように見えたが

「キックオフリターンを取れたことはすごく良いことだが、それに頼らないようにオフェンスはしなきゃいけないし、ディフェンスは抑えなきゃいけない。練習で普段できていることをできるようにならないといけない。」


―次の試合に向けて

「一人ひとりが試合に対する取り組み方を考え直すべきで、学年関係なく全員甘い部分がものすごくあるので、各々がしっかり見つめなおすことが課題です。」




坪沼悠希選手


―今シーズンQBとして2試合連続スタメンということについて

「1年生なのであまり先輩たちの力になれることは少ないが、スタメンとして出させていただいて少しでもチームに貢献できればいいなと思う。」


―今日の試合を振り返って

「第1Qから点を取ることができなかった。後半もなかなか点が取れない状況だったので、次の試合からは最初からチーム一丸となって点を取っていきたいと思う。」


―得点シーンについて

「相手のディフェンスを見て瞬時にいけると思った。サイドが狙い目だったのでそのままTDを目指した。」



―前回の試合より下級生が多かったが

「1年生が主役で出てるということで、ミスも色々起こりやすい状況だが、少しでもチームの勝利に貢献できればいいと思う。」


―次の試合に向けて

「プレーしていない時もディフェンスの攻略を考えたり、同じポジションの人と相手の弱点を見つけたりして、次は勝ちたいと思う。」




内村凌平選手


―キックオフリターンTDの時の心境

「流れを持っていきたかったので、前のブロックしてくれている人たちを信じて走りました。」


―自陣にボールを近づけるリターンも何度かあったが

「1年生の時からリターナーとして出させてもらっていて、監督からも良いリターンを期待されているので、常に良いところからオフェンスを始められるようにリターンをやっている。理想の形が出せたと思う。」


―次の試合に向けて

「出来るだけフィールドポジションを良くするためにリターンをしていきたい。前のブロックしてくれている人たちを信じて自分は走るだけです。」





(村山健人・商1)