News

最新ニュース


2025.12.22
レスリング

【レスリング部】天皇杯 向田が惜しくも2位入賞

〈令和7年度 天皇杯全日本レスリング選手権大会=12月19日 駒沢オリンピック公園総合運動場体育館〉


 日本一を決める天皇杯、大会2日目に専大から4人が出場し、フリースタイル61kg級で向田旭登(経営4・花咲徳栄高)が決勝に進出。リードして前半を終えるも後半に逆転を許し4-14でテクニカルスペリオリティー負けを喫した。

▲準優勝を果たし、表彰を受けた


    向田は準々決勝で8-4の逆転勝利を収め、準決勝では残り1分半に同点に追いつかれながらも、素早いタックルで相手を封じ9-4で勝利し、順調に決勝へ駒を進めた。決勝の相手は三恵海運株式会社の長谷川敏裕選手。6月の明治杯決勝で敗れており、この天皇杯でのリベンジを誓っていた。

    試合開始の笛と同時に、両者の気迫が真正面からぶつかり合い、立ち上がりから一歩も引かない攻防が続いた。「試合前は事前に相手の映像を見て、自分の得意な攻めるスタイルを生かし、多く点を取ることを意識していた」と語った向田は、その言葉通り第1ピリオドから積極的な攻めを見せた。

   第1ピリオド中盤、相手の右足を捉え先制点を挙げると、一気に流れを引き寄せた。その後も攻める姿勢を崩すことなく、残り30秒にはテイクダウンで追加点を挙げ、4-0で前半を終えた。

▲主導権を巡る激しい攻防


    しかし、第2ピリオドに入ると試合の流れは一転した。序盤から相手の攻めが決まり、開始30秒で2ポイントを返された。向田も場外際で仕掛けを見せたが、惜しくも得点には繋がらず、両者一歩も引かぬ展開となった。

    試合を決定づけたのは残り1分半。相手に左足を掴まれると、アンクルホールドで連続失点を喫し、スコア4-14で惜しくも準優勝となった。

▲試合終了直後、悔しそうな表情を浮かべた


    試合を振り返って向田は、「前半リードしていたのに、後半相手に一気にやられたという点で不甲斐ないと感じる」と悔しさを見せた。

   2日目結果

德原誠馬(文3・高知東高) 1回戦敗退

乾志音(経済1・土浦日大高) 準々決勝敗退

石原弘幸(経営3・玉名工高) 2回戦敗退

▲德原

▲乾

▲石原


文=君嶋悠樹(経済2)、佐俣莉子(法1)

写真=君嶋悠樹(経済2)