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<第1回全日本大学バスケットボール新人戦=7月11日 大田 専大105-48東海大札幌>
前日に全日本大学バスケットボール新人戦が開幕し、優勝を目指す専大は大会2戦目、東海大札幌と対戦。序盤は流れに乗ることができず拮抗した展開が続いたが、中盤にかけては力強さを見せる。ジョベモハメド(商1・高知中央)や介川アンソニー翔(商1・開志国際)のインサイドの攻めなどから得点を量産し、ダブルスコアをつける快勝。チームに勢いをつける結果となった。
▲24得点を決めたジョベ。前回大会は怪我で後半戦に出場できず、今は「プレーが楽しい」と感じている
序盤は流れに乗ることができなかった。試合開始後、ジョベのインサイドからのシュートで先制するが、相手にオフェンスリバウンドを取られる場面が目立ち一進一退の攻防が続く。残り3分20秒に松野遥弥(経営2・桜丘)がパスカットからの攻めでゴールを決めてからは、立て直し24-15で第1Qを終えた。
第2Qからは勢いを取り戻した。第1Qで課題となった相手のオフェンスリバウンドに対してジョベや介川アンソニーを中心に徹底的にマーク。残り4分45秒まで点数を与えなかった。攻撃もジョベのダンクシュートや片根大空(経済2・高水)の3Pシュートなどで得点を量産。55-23と東海大札幌を一気に突き放す。第3Q以降も攻守共に強度を落とすことなく試合を運び105-48で勝ち点を獲得した。
▲介川アンソニー
▲3Pシュートを放つ片根
▲「どこのポジションでもそつなくこなしている」と監督が評価する古澤然(経営1・八戸学院光星)
▲土屋来嵐(経済1・桜丘)はスピードを生かしたプレーでチームに貢献
試合後、佐々木優一監督は「向こうがやられたくないジョベとアンソニーを起点としたインサイドのオフェンスがうまく機能していた。その部分は昨日(初戦、環太平洋大戦)よりチームがよりチームとして慣れてきている」と試合を振り返った。一方で、「相手のオフェンスリバウンドに飛び込まれて、こぼれ球とかを結構やられていた。そこはケアしないという話は(試合前に)していたんですけど、明日またもう一回修正して次につなげたい」とチームとしての反省点を語った。
介川アンソニーも「出だしが良くなくて、相手の10番にやられた部分があった。2Q目からは上げていってそこからは良い感じだった、ちょっと出だしがひどすぎました」と課題を挙げた。大学では、高校時代に務めていたスモールフォワードからパワーフォワードに代わりゴール近くで体を張る場面も増えた介川。「もっとリバウンド重視だったり、泥臭い部分の仕事をするように」とチームの中での役割を意識している。
チームは連戦で神戸医療未来大と対戦する。「ただ勝てばよいだけでなくて内容にこだわって、自分たちらしさをだしてさらにチームの状態を上げられるようにしたい(監督)」という言葉通り、良い流れでトーナメントに進めるよう試合に臨む。
文・写真=相川直輝(文4)