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〈2023年関東学生水球リーグ戦=6月3日 日体大健志台 専大1-16日体大〉
▲試合後の監督と選手たち
関東学生リーグ戦1部総当たり戦第5節。相手は昨年の優勝校である強豪・日体大。専大は「日体大に勝つ」という目標を掲げ日体大を想定した練習を行ってきたが、ゴールを決めきることができず、1-16で第3Pコールド負けと悔しい結果に終わった。
第1Pでは猛攻を受ける。先制点を取られ、序盤から日体大に主導権を握られる。日体大は着々と点数を重ねるが専大は1点も獲得できず苦しい時間が続く。残り約1分で中川弘翔(経済4・埼玉栄)がペナルティースローを獲得するもゴールキーパーにセーブされ得点のチャンスを逃す。0-6で得点を決められないまま第2Pへ。
▲中川弘翔主将
第2Pでは日体大の攻撃を思うように止められず更なる猛攻を浴びる。専大も食らいつくが、日体大の強度の高いディフェンスに阻まれ点差を詰められない。残り3分で平手凜(経済3・鹿児島南)がミドルシュートを放ちゴールネットを揺らす。待望の1点を獲得するも日体大に立て続けの得点を許し1-13と大きく離され前半終了。
▲ゴールを決めた平手凜
第3Pは1点も取り返すことができないまま6分42秒で日体大に得点を決められ1-16に。開いた点差を縮められず、15点差となったため大会規定によりコールドゲームに終わった。
▲FISUワールドユニバーシティゲームズにも選出された三谷有輝(左)(経営4・金沢市立工業)
▲FISUワールドユニバーシティゲームズにも選出された久保勝也(経営3・高知東)
中川主将は今試合を「チームとして日体大に勝つという目標を掲げていたが、とても悔しい結果に終わってしまった」と振り返った。
日体大戦は悔いの残る試合となったが、6勝1敗(2位)という好成績で総当たり戦を通過した専大は、上位4校による順位決定戦への進出を決めた。日体大と共に勝ち上がれば決勝で戦う可能性がある。中川は「決勝まで勝ち上がり日体大と戦えるよう、残りの試合を進めていきたい」と再戦を誓った。
また、リーグ戦を振り返って「今年度初の公式試合ということもあり、リーグ戦前半は緊張などから自分たちの試合をすることができなかったが、 試合を重ねるごとにチームにまとまりができ自分たちの水球を行うことができた」とし、「チームのスローガンである『楽しくしんどく』を日々大切にし、インカレでは昨年度よりも良い成績を残せるよう頑張っていきたい」(中川)と今後を見据えた。
文=鶴本あい(法3)
写真=鶴本あい(法3)、藤本珠莉(商3)