最新ニュース
<令和5年度関東学生新人選手権大会・4月28日~29日 =座間スカイアリーナ>
新入生の初陣となる関東大学新人選手権が28日から2日間、神奈川県座間市で開催され、専大からは男女計8名が出場した。1日目の男子ダブルスでは田中京太郎(文1・静岡学園)、山下慧(文1・育英)ペアがベスト4入賞と奮闘した。
▲ベスト4に入った田中(左)と山下(右)ペア
田中・山下ペアはシードのため2回戦から登場。田中の正確なサーブと力強いバックハンド、山下のドライブが噛み合い、危なげなく駒を進める。流れに乗る両者は準々決勝で内田&高橋選手(法大)の3年生ペアとぶつかった。第1セットを11-8とで奪うも、2セット目を奪われる。しかし、流れを引き戻した2人は3.4セット目を点差をつけて連取し快勝。上級生相手にも自分たちの卓球を貫いてベスト4に進出した。山下は「相手は(3年生で)色々な大会を経験している。その相手に勝てたことは良かった」と自信を口にした。
▲法大の上級生ペア(奥)に勝利し、自信を深めた
そして臨んだ準決勝。相手は今大会注目の第1シード・徳田&磯村選手ペア(早大)。 1セット目を11-7で幸先よく奪うと2セット目は11-4と圧勝。勝ち進んできた勢いそのままに簡単にセットポイントに王手をかける。このままストレート勝ちかと思われたが、3.4セット目から相手の猛攻を受け10-12、8-11と落とし、試合はフルセットへもつれた。最終セットは点を取り合う一進一退の展開に。先にマッチポイントを得たのは専大。リードは3点あったが、そこから3連続失点であっという間にデュースとされる。このまま終われない2人は再び11-10と王手をかけるも、粘りきることができず結果は11-13と逆転負け。フルセット且つフルゲームの激戦を演じたが、まさかの敗戦となった。「本当に悔しい、優勝しか狙ってなかったので」。2人は唇を噛んだ。田中は「点を詰められた時にコートに入れようと弱気になってしまった。点差を考えず攻め切る気持ちを持ちたい」と振り返った。大学初の公式戦は悔しい幕開けとなった2人。この悔しさを糧に精進し、いずれはダブルエースと呼ばれる日がくるか注目だ。
▲準々決勝。非常に悔しい2-0からの逆転負けを喫した。
▲目標にしていたメダルは黄金色。雪辱を晴らす舞台は来月開幕のリーグ戦だ。
【その他の結果】
ダブルス
(男子)
・ベスト32
山本竜太郎(文1・松徳学院)&木谷颯太(文1・佐賀学園)ペア
坂本壮太 (経済1・東山)&荒井正明(経営1・駒大苫小牧)ペア
(女子)
・ベスト16
福田雅子(経営1・浜松修学舎)& 鈴木碧衣(文1・大成女子)ペア
シングルス
(男子)
・ベスト8
田中京太郎(文1・静岡学園)、山下慧(文1・育英) ※田中は準々決勝へ進出。試合は5/10に延期。
▲目標は優勝と話す田中。残り2勝に全力で取りにいく
▲ダブルスともに4強とはならなかった山下。悔しさは春季リーグでぶつける
・ベスト16
坂本壮太 (経済1・東山)
▲▼坂本壮太はベスト8入りをかけた7回戦で同僚の山下(右)と対戦
ストレート負けだったが全セットあとわずかだった
・ベスト32
山本竜太郎(文1・松徳学院)、木谷颯太(文1・佐賀学園)
▲山本は試合間隔が短い中、タフに戦った
▲6回戦ではフルセットまでもつれるもあと1歩及ばなかった木谷
・5回戦進出
荒井正明(経営1・駒大苫小牧)
▲荒井はベスト32に食い込むことができなかった
(女子)
・ベスト16
福田雅子(経営1・浜松修学舎)
▲8強入りを逃すも5回戦まで全てストレート勝ちで進んだ福田
・ベスト32
鈴木碧衣(文1・大成女子)
▲鈴木は様々サーブを織り交ぜるスタイルで臨んだが、16強の壁は厚かった
大学卓球界の強豪・専大の門を叩きおよそ1か月。新入生たちはハイレベルな環境にもまれ、今大会に臨んだ。自身の力がどれだけ通用するのか認識できたこの経験を、今後の4年間に活かしていく。
文・写真=河上明来海(文3)