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2019.11.09
バスケ

【男子バスケ部】後半で苦しめられるも…筑波大に辛抱の勝利!

11月10日(土)、横浜国際プールにて第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 第21節が行われた。対戦相手は強豪・筑波大学。#30 フィリップがオフェンスにディフェンスに大車輪の活躍を見せ、前半を10点リードで折り返す。しかし第3クォーターで筑波大のゾーンディフェンスに苦しめられ、点差を1桁にされる。第4クォーターで再び2桁点差をつけることに成功するも、そこから筑波大の連続得点。じわじわと2点差まで詰められるも、最後までリードを守った専大が76-74で筑波大に勝利し、連勝を6に伸ばした。



専大 76(18-18,24-14,19-22,15-20)74 筑波大





スタメン



#12 西野曜(経済3・近大附高)



#23 キング開(文2・アレセイア湘南高)



#30 アブフィリップ(経営4・アレセイア湘南高)



#34 盛實海翔(商4・能代工高)



#46 寺澤大夢(文2・東海大諏訪高)




第1クォーター、先制点を筑波大に許すも、すかさず#12 西野が3Pシュートで反撃。しかし、その後も筑波大のシュートが入り、専大が追いかける展開に。そこで奮起したのが#30 フィリップ。筑波大の高く厚いディフェンスに囲まれながらのシュート、筑波大のパスをカットし豪快なダンク、長いリーチを活かしてのブロックショットと攻守にわたってチームの大黒柱となる活躍を果たし、18-18で互いに譲らぬまま最初のクォーターを終える。



第2クォーターも入りは筑波大のペースとされるも、速いトランジションからの得点、スローインからのゴール下、#30 フィリップのダンクと専大も連続得点。5分を切ってからはさらに#30 フィリップがゴール下を支配し、次々とオフェンスリバウンドを奪い取る。セカンドチャンスで得点を量産し、猛威を振るった。#23 キングも積極的にゴールにアタックしドライブで得点をしたり、外したフリースローを自分で拾って得点に繋げたりするなどファインプレーを見せる。42-32で10点のリードを確保し、後半へ。


▲ハーフタイムのシューティング中に笑顔を見せる#30 フィリップと#6 樋口健太(経済4・新発田南高)


第3クォーター、#34 盛實が3Pシュート2発に、ディフェンスを引っ掻き回すようなドリブルからのアシストとこの日も魅せ、19点のリードを確保する。しかし、筑波大がディフェンスをゾーンにすると、専大の得点がピタリと止まってしまう。その間に筑波大は着々と得点し、ついに点差は一桁に。たまらず専大はタイムアウトを請求するも、筑波大の流れを止められず。残り1分を切ったところで#1 山本翔太(商2・日大山形高)が3Pシュートを決めるまでの約4分半の間、専大は得点を挙げることが叶わなかった。ここまで大活躍だった#30 フィリップが足を痛めてベンチに下がった影響も大きく、61-54で最終クォーターへ。



再び#1 山本の3Pシュート、#46 寺澤の2Pシュート、ディフェンスリバウンドからの速攻で第4クォーターは専大の流れで始まる。筑波大の点数も止まり、14点差をつけることに成功する。しかし、筑波大も負けじと連続得点。再び点差は一桁となり、油断できない状況に。ベンチから戻ってきた#30 フィリップがオフェンスリバウンドからこの日3本目となるダンクに繋げて得点すると、筑波大も3Pシュートで返し、#34 盛實→#12 西野のラインで得点すると、離されまいと筑波大もシュートを決め、交互に得点を重ねていく。息が詰まるような攻防の中、残り2分を切ったところで筑波大が2Pシュートと3Pシュートで連続得点。ついにワンゴール差まで迫られる。そこで#34 盛實がチームを救う2Pシュートを沈め、筑波大の猛追をすんでのところで逃げ切り、76-74で強敵・筑波大に勝利した。




▲#30 フィリップ



▲#12 西野



▲#23 キング



▲#1 山本



▲#34 盛實 



佐々木優一監督

試合を振り返って

「1度負けている相手なので連敗は絶対にしないようにということと、ディフェンスの強度が高いチームなので、そこを受け身にならないようにというところを意識した。中盤で#30 フィリップの活躍もあり自分たちのリズムになったが、彼が下がった場面で代わりに出てきた選手が準備が出来ていなかったということを感じた。普段の状況であれば誰が出ても変わらずにプレーが出来るが、ディフェンスから入れずに相手が勢いづいてしまい、止められなかったところが勿体なかった。ただ、いずれにせよ勝ち星は挙げられた。筑波大はゾーンを使ってきて、武器をかなりさらけ出した状態を経験出来た。それを勝ちに繋げられたのは良かった。欲を出せば(1戦目で9点差をつけられて負けているので)10点差はつけたかったが、明日勝つことが出来れば問題は無い。最後なのでしっかりと全員で戦い、勝って終わりたい」


筑波大を苦手にしている印象があるが?

「今日は#27 山口にやられすぎたが、筑波は#11 増田や#88 牧が中心になっている。インサイド陣がしっかりディフェンスから入っていれば負けないと思っていた。しかし、本来やられたくないところで(#27 山口が)26得点となると筑波大も勢いづいてくる。彼を止められなかった。インカレで筑波大と当たるかは分からないが、やられてしまったイメージやゾーンで崩れてしまったイメージを持ちながらインカレの準備が出来る」


大東大戦に向けて

「最終日なので優勝が決まっていても大東大は勝ちに来ると思う。大東大も1巡目で負けている相手で、自分たちはここまで2敗している相手がいない状態に出来ている。リーグ戦最後で2敗の相手を作らずに、少しでも順位を上げるために勝って終われるよう頑張る」



#23 キング開

試合を振り返って

「筑波大は1巡目で負けている相手で、しっかり勝たないといけない相手だった。序盤から離されることなく、20点近くリードしていたが、後半になってズルズルと詰められてしまった。そこは自分のチームをコントロール出来てない部分や、ターンオーバーが影響してしまったかなと思う。リングへのアタックは自分の持ち味だが、接戦になったときのチームをコントロールする力が足りなかったところや、大事な場面でターンオーバーが発生してしまったことはまだまだだなと感じた。結果として勝てたことは良かったが、個人としては課題が残った。良い部分はこのまま続けて、悪い部分はしっかりと見直して今後の成長に繋げていきたい」


大東大戦に向けて

「(専大が)優勝することは無いが、リーグ戦最後の試合になるし、(青学大の試合結果によっては)勝つことが出来れば2位になる可能性もある。何が何でも勝たなければいけない試合だと思い、インカレに向けて繋がるような試合にしたい」




(文=岡本真凜・経営2、写真=岡本真凜、山下佳帆・経営2)