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2023

第1回遺言(ノミさん)

 専大スポーツをご覧の皆様、こんにちは!いつもご愛読くださりありがとうございます!野見山拓樹です。多分ノミさんって言った方が通じる人が多いと思いますけども笑 拓樹って書いて(ひろき)って読むので、この機会に覚えていただけると幸いです。


▲この写真でピンと来る方多分多いですよね?笑


 12月17日のバスケ部のインカレ3位決定戦の取材をもって、ノミさんの専大スポーツでの仕事は終わりました。実は活動期間自体は1年半ほどしかありませんでしたが、とても濃密で、刺激的で、楽しい1年半でした。その中で、選手・スタッフのみなさんや読者の皆様など様々な方との素晴らしい出会いにも恵まれました。今回はノミさんの過ごしたドロッとした1年半を振り返りながら、出会ったみなさんへの感謝を伝えさせてもらいます。書いていたらあまりにも長くなってしまったので、2回に分けてお届けいたします!鼻ほじりながら読んでください。


 まず私が専スポに入った理由をお話します。ちなみに専スポ入りたての頃のノミさんが書いたクソつまんねぇブログを見返したんですが、2021年のノミさんは「スポーツライターになりたいから」と言っていました。それも確かに理由のひとつだったと思います。ただ他にも理由は様々ありました。「コロナで何もできてないのなんか嫌だし、なんかして~な~」とか「大学のスポーツ新聞部気になってたしどうせなら…ね?」とか「東都タダ見できるとか最高じゃねぇか!」とか。多分2021年当時のノミさんにはこの辺のぶっちゃけた理由を不特定多数に発信する勇気はなかったのでしょう笑 そんなこんなで、2年に進級する直前に専スポが新入部員の勧誘をしていたので、入ってみました。


 そんな前から入部してたのになんで1年半しか取材してないんだ!って思う方もいると思います。内的にも外的にも様々な要因があったので詳しくは触れません。とりあえず入部した理由はそんなたいそうなものではありませんでした。


 普段ノミさんのX(@nomy_san_jp)をご覧になっている皆さんはよくご存知だと思いますが、結構な頻度で、結構色んな場所に取材に飛び回っていました。野球部とラグビー部と男子バスケ部という注目度も高く試合数も多めな3つの部活を担当していたので当然と言えば当然ですけどね。大田や等々力に取材に行ってから生田に移動して授業を受けたり(授業受けてからのパターンもありました)野球とバスケをハシゴしたり週5で取材に行ったり。そういう生活をしていた時期は何とも思ってなかったんですけど、今9月や10月のスケジュール表見返してみるとなかなかハードなことしてたんだな~って思いますね。


▲昨年9月の拓大戦。菊地吏玖さんの完封を見届けてゼミに直行しました笑


 ただ、何も責任感とか義務感で行っていたわけではありません。単純に私自身どの取材も行きたかったから行っていただけです。記者席やグラウンドの脇で試合を見ることができるので、グラウンドや選手との距離がものすごく近いんですよね。すると、より強烈に伝わってくるんです。選手たちの勝利を渇望する熱い思いや、チームを背負う責任感、あるいは本人にしかわからないようなもっと壮大で強い思いが。間近で見ているからこそプレーの節々にそういう感情が込められていることが強烈に伝わってくるし、それが猛烈にノミさんの心を打つんです。で、それをこの俺が言語化して世に発信するって、最高の仕事じゃねぇか!って思うようになりました(皆さんに満足していただける記事を書けているかはわかりませんが)。


▲普段はこれくらいの距離感で取材をしています。本当に近いので選手たちの声もめちゃくちゃ聞こえます。


 こうして高校生ぶりに自分自身が熱くなれることを見つけて、「これだよこれ!こういうのを求めてたんだよ俺は!」ってどんどんハイになって、勝手に忙しくなっていきました。忙しかったけどずっと熱くなれて、就活や卒論をそっちのけで取材に行くぐらいのめり込めて、結果信じられないほど充実した1年半になりました。もちろん周囲は全員ドン引きしていましたね笑


 私が取材を始めてから、野球部もバスケ部もラグビー部も掲げていた目標に届いていないんですよ。野球部とラグビー部は1部昇格を目標にしていたけど届かず、バスケ部も日本一に届かずって感じで、選手たちの悔しい顔や涙を結構見てきました。当然成功を見届けたかったって思いは強いですけど、こういった「あと一歩で届かなかった」みたいな劇的な敗戦を見届けることって学生記者をするうえでめちゃくちゃ重要だと思うんです。


 ラグビー担当に北原倖多という2年生の記者がいるのですが、彼も昨年のリーグ最終戦(vs中大)や入替戦(vs大東大)を見たぐらいから取材している時の目つきや表情が変わりました。本人に直接聞いていないので私の思い込みかもしれませんが、昨年秋の劇的な敗戦からラグビーにハマってくれたのだと思います。今やラグビーの写真は彼に撮ってほしい!って思うぐらいスーパー記者になりました。


▲去年の入替戦のノーサイドの瞬間です。北原はピッチにいたのであの悲痛さが私以上に伝わっていたはずです。


 そして、バスケ担当にも髙野葵葉という2年生のスーパーカメラマンがいます。彼女も昨年のインカレ準々決勝(vs日大)を見て思いっきり心を打たれたそうです。あの試合は本当にショッキングな負け方だったのですが、「あの試合がなかったらここまでバスケにハマってなかったと思います」って言っていました。だから、きっと学生記者が取材にのめり込むきっかけとして(記者として成長するきっかけとしても)劇的な敗戦を目撃したり取材したりすることって結構大事なことなんだと思います。ラグビー部もバスケ部も今年はショッキングな終わり方になってしまったので、そういう試合を再び目撃した2人は来年はもっと凄腕の記者に成長していると思うので、皆さんご期待ください!


▲昨年のインカレ敗退直後。これも物凄くショッキングな光景でしたね。今でも鮮明に思い出せます。


 一旦ここまでにしておきます。もう1つの方で読者の皆さんや担当したチーム、専スポの仲間たちへのお礼を綴らせてもらうので、そちらもご覧いただけると幸いです。


▲東都2部の名物スタグルでも載せておきます。次はいつ食べに行けるかな?