1月20日、専修大学スポーツ・サポーターズクラブ(SSC)の第6回総会・懇親会が専修大学の神田キャンパス内にて開催された。今回は初の試みとしてSSC代表であり陸上競技部部長でもある宮岡孝之さんと宮坂俊輔陸上競技部コーチの対談が行われ、約50人が集まった。昨年は予選落ちで箱根駅伝出場とはならなかったが、講演の中で宮坂コーチは「今年は予選のタイムで1人平均60分50秒を目標にしている。長谷川柊(商2・八海高)や川平浩之(経営3・広島国際学院高)ら中心に強化していきたい」と秋に行われる予選会に向けての決意を語った。
▲観衆に向けて自分の考えを話す宮坂コーチ
※専修大学スポーツ・サポーターズクラブ(通称SSC)とは
専修大学の体育会全体を応援することを目的として有志により設立されたクラブ。専大体育会への支援や試合会場での応援を主な活動としている。会員Tシャツ、We are SENSHU応援タオルなど、オリジナルグッズも展開中。会費は個人会員の場合5000円、学生会員は1000円。
http://www.senshu-supporters.com/index.html (SSCホームページリンク)
http://www.senshu-supporters.com/admission.html (新規会員申し込みのページ)
宮坂コーチは昨年の予選会について「選手全員が自分の力を出し切ってくれた一方で、目標とするタイムを意識するあまり、近くでライバルが走っていても自分のペースを守りすぎてしまった。今年はタイムはもちろん、本番での勝負強さを重視したい」と話した。
また、スライドで1週間の練習メニューを紹介し、「ゴルフ場内や浄水場周りのようにアップダウンのあるコースやさまざまなフィールドを走ることで、選手たちはあらゆるコンディションに対応できるようになる。同じところだけを走ると故障の原因にもなるので、ケガを防ぐという意味でも有意義だと考えている」と語った。
専大の陸上部は現在、長谷川淳監督の宮坂コーチの2人体制で指導にあたっている。このことについては「確かに大変だけど、ふたりだと意見もまとめやすいし連携も取れる。スタッフも若いので、選手との距離が近いし相談にもよく来てくれる」とこの環境を前向きに捉えていた。宮岡さんと宮坂コーチの対談後は参加者からの質問も飛び出し、約40分間の講演会はあっという間に幕を閉じた。
講演会のあと、宮坂コーチと宮岡さんの両名にコメントをもらった。
宮坂俊輔コーチ
「自分の口でこうやって話す機会はないので今回初めての経験でしたが、おもしろかったです。今の陸上部の選手は走るのが大好きなので、専大生にはそんな気持ちにあふれた走りを見てほしいなって思います。今年の目標は6月にある全日本大学駅伝の予選突破と箱根駅伝の予選突破、この2つです!」
宮岡孝之さん(SSC代表・陸上競技部部長)
「たくさんの方に来てもらって、みなさんが箱根駅伝に期待されているのが分かりました。私も学生のとき、大いに盛り上がった試合を見に行って愛校心がより芽生えました。学生のみなさんにも同じように専大のスポーツを見に行って大学を感じてほしいです」
対談のあとは「報恩の間」にて総会・懇親会が開かれた。会場にはSSC会員のほか、専大体育会の主務、監督らも訪れ大勢の人で賑わい、食事や会話を楽しんだ。
▲懇親会にはラグビー部の村田亙監督もかけつけた
▲最後は専大応援団の主導による校歌斉唱で締めくくった
(飛田翼・文3、写真=八代、高田)