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2023.04.30
サッカー

【サッカー部】3連勝目指すも… 終盤に被弾し、開幕戦以来の敗戦

JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦3部


第4節 VS中央学院大学サッカー部


4月29日(土) 14:00Kickoff


@専修大学生田北グラウンド(川崎市多摩区)


専大 2–3 中院大


〈試合前情報〉

前節は東京学芸大学と対戦。前半は互いにスコアレスで試合を折り返すも、57分に左サイドから志村がクロスを上げる。すると、反応した松本が豪快なヘディングを決めて先制に成功する。その1点を守り切って、今季初の連勝とクリーンシートを達成した。

第4節、3連勝を狙う専大は中院大と対戦した。

直近のリーグ戦からのスタメン変更は8名。吉野、東海林、鈴木、浦川、藤井、米山、増田、仲本が外れ、上林、中川、市原、戸田、棟方、金子、松本、寺島が入る。


以下、スターティングメンバー(4-4-2)

1 上林 真斗 (法1・昌平)

4 中川 豪 (経済4・専大松戸)

5 樋口 大輝 (法4・松商学園)

12 志村 ぼん (経済1・韮崎)

22 市原 未藍 (文2・浦和北)

7 松永 颯太 (経済4・清水桜が丘) 後半12分 OUT

13 戸田 大翔 (商2・志木)

20 棟方 豪郎 (経済3・昌平) 後半0分 OUT

30 金子 力丸 (文4・聖和学園) 後半27分 OUT

9 松本 皐誠 (商2・東海学園) 後半12分 OUT

24 寺島 サフィール マイサラ (経済2・専大松戸) 後半12分 OUT


途中出場

8 浦川 流輝亜 (文4・青森山田) 後半0分 IN

10 村上 千歩 (商4・東海学園) 後半12分 IN

18 仲本 隼翔 (経済2・松商学園) 後半12分 IN

19 増田 幸弥 (商2・星槎国際) 後半12分 IN

17 米山 導 (経済3・横浜) 後半27分 IN


〈戦評〉

3連勝を目指す専大だが、立ち上がりから相手の強烈なプレッシングを受けてしまう。前半3分にはセットプレーから得点を許し、早くも追いかける展開となる。しかし、自陣でボールを保持する時間が長く、チャンスを創出できずに試合を折り返す。後半に入ると、後半10分にサイドから崩されて失点。その後は途中出場の仲本や浦川らが攻撃のリズムを作り、一時同点とするが、終盤に痛恨の被弾。そのまま試合は2-3で終了し、今季2敗目を喫した。


〈試合展開〉

序盤から強度の高いサッカーを見せる中院大を前に受け身となり、前半3分にCKから相手にマークを振り切られ、あっさりと先制点を決められてしまう。ビハインドとなるが、中川ら上級生が声を張り、チームを鼓舞する。

▲試合前に気合を入れる専大イレブン

▲チームを鼓舞する中川

同10分には左CKからチャンスを作る。キッカーの戸田が左足でクロスを送ると、味方が競る。そのこぼれ球に反応した松永が左足を振り抜くも、枠をとらえられない。同15分にはピンチを迎えるが、初出場の上林が好セーブを見せる。

▲ほろ苦いデビューとなった上林

その後は前線から積極的にプレスを掛ける中院大に苦戦。専大は前方へクサビのパスが入らず、敵陣に進めない。中院大が球際で激しい競り合いを見せるなど、終始相手ペースで前半終了。


ハーフタイム明けに浦川を投入し、3バックにフォーメーションを変更。しかし、後半10分、攻撃的な布陣の裏を突かれて左サイドからクロスを上げられると、ペナルティエリア右で合わせられて追加点を献上。


得点が欲しい専大は10番の村上など、一気に3選手を投入。すると、同17分に左サイドの敵陣中央でFKを獲得し、キッカーの戸田が左足でペナルティエリア内へクロスを供給。フリーになっていた仲本がヘディングシュートを放ち、GKに触れられるも、ゴール左に決めて反撃の狼煙を上げる。

▲後半途中、一気に3選手を投入し、攻撃の活性化を図る

勢いに乗る専大は28分、左CKを得る。キッカーの戸田がインスイングのボールを入れると、ゴール前で市原が強烈なヘディングシュートを放つ。しかし、ボールは左ポストを直撃。この流れから波状攻撃を仕掛けるが、ゴールは奪えず。この時間は敵陣に押し込み、徐々に専大ペースに試合が進む。

▲今季初出場初先発でアシストを記録した戸田

▲後半は中盤の底に入り、攻撃を組み立てる

テンポよくボールを回すと、同34分に待望の瞬間が訪れる。仲本が左サイドの敵陣中央から右足でペナルティエリアへパスを送る。浦川が受けてペナルティエリア左から逆サイドへクロスを入れ、受けた増田がペナルティエリア中央から左足でループシュートを放つ。クロスバーをたたくも、その跳ね返りを村上が頭で押し込み、同点とする。

▲エースの村上が今季初ゴール

自分たちの時間でチャンスを物にし、逆転への雰囲気が会場に漂う。しかし、ボールロストからこの試合、再三対応に手を焼いていた中院大の秋山に中央を突破されると、ペナルティエリア手前の中央から上野にシュートを決められる。終盤に痛恨の失点を喫し、そのまま2-3で試合終了となった。

▲痛恨の3失点目を喫し、頭を抱える浦川


専大 2–3 中院大


得点者 専大 仲本、村上


   中院大 小柳×2、上野


試合後、インタビュー

仲本 隼翔

試合を振り返って―

「立ち上がりで自分達のペースに持っていけなかったので、そこが敗因だと思う」


自身のゴールを振り返って―

「13番の戸田がいつもあそこにボールを蹴っているので、良いボールが来ると思った。あそこに入れば、触るだけというボールだった」


途中出場から流れを変えた印象を受けたが―

「勝てていないので流れを変えられていないかもしれないが、同点まで追いつけたときは良かった。チームとして逆転しなくてはいけないのに、追加点を奪われたのは良くなかった」


次戦に向けて―

「自分が点を取って、チームを勝たせられるようにしたい。チームとしてはこの負けを生かせるように絶対に勝ちたい」

▲得点を挙げた仲本


樋口 大輝

試合を振り返って―

「自分のミスが目立ってそこからやられた感じもある。チームとしては相手がボールを持てる中で、奪いきれなかったのとシンプルに戦えていなかった」


プロ内定が発表されたが、気持ちとしては―

「ただスタートラインに立っただけなので、プロ決まったから良いとかではなくて、もっとその自覚とか責任を持ってチームを引っ張って行かなければならないと思う」


次戦に向けて―

「自分達は2部昇格を目標としているので、次以降負けられない。しっかり勝ち癖つけて連勝していけたらと思う」

▲J3・松本山雅への来季入団が内定した樋口


次節は5月14日に専修大学生田北グラウンドで城西大学と対戦する。


文=竹田一爽(文2)写真=北原倖多(文2)