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2018.12.14
バスケ

【男子バスケ部】難敵、白鷗大との接戦を制しベスト4進出!

 12月14日、大田区総合体育館にて第70回全日本大学バスケットボール選手権記念大会が行われ、準々決勝で専大は白鷗大と対戦した。関東大学リーグ1部に属している両者は秋のリーグ戦において対戦成績1勝1敗と互角の勝負を繰り広げた。立ち上がり、白鷗大の厳しいディフェンスから流れを掴むことができずリードを奪われる展開となる。さらにインサイドの中心#30フィリップがファウルトラブルで苦しみ、厳しい状況となるが、#12西野や途中出場の#16野口、#46寺澤が#30フィリップの穴を埋める活躍を見せ、最終スコア63-59と競り勝ち、12月15日に行われる日本大との準決勝に駒を進めた。


専大63(18-20、12-13、18-14、18-15)59白鷗大


スタメン

#88 重冨周希(経済2・福岡第一高)

#34 盛實海翔(商3・能代工高)

#10 大沢希晴(経営4・長野俊英高)

#12西野曜 (経済2・近畿大附高)

#30 アブ フィリップ(経営3・アレセイア湘南高)


 第1ピリオド、硬さからか、いつもの専大らしいオフェンスが見られず、流れを掴むことができない。ディフェンスでも白鷗大の速いパス回しに苦しみ、リードを奪われる展開が続く。専大も何とかフリースローで得点を重ね、点差を詰めるも、相手のディフェンスを完全には崩せないまま、18-20というスコアで第1ピリオドを終える。


 第2ピリオド、第1ピリオド途中から出場の#46寺澤大夢(文1・東海大諏訪高)の得点で好スタートを切るも、#30フィリップがベンチに下がっている時間帯、インサイドを中心に得点を許してしまう。この試合、最大リードの9点差をつけられるも、残り4分を切ったところでコートに戻った#30フィリップの活躍で点差を縮め、30-33で後半を迎える。


 第3ピリオド、ディフェンスから流れを掴むと、これまで苦しんでいた白鷗大のディフェンス相手に連続得点を奪う。#12西野がバスケットカウントを成功させると、これまで苦しんでいたエース#34盛實がチーム2本目となる3Pシュートを沈め、この試合初めてのリードを奪う。その後、#30フィリップのファウルトラブルもあり、一進一退の攻防が続くも、途中出場の#16野口夏来(経済4・福大大濠高)の得点もあり、48-47とリードし最終第4ピリオドへ。


 最終第4ピリオド、開始早々に逆転されると#30フィリップがファウルアウトにより退場するという厳しい展開となる。お互い確実に得点を重ね、白鷗大3点リードで迎えた終盤、#34盛實の3Pシュートで同点に追いつくと、残り1分で#12西野が値千金の3Pシュートを沈め勝ち越しに成功。相手のオフェンスを見事に封じると、最後も#12西野がフリースローを決め勝負あり。最終スコア63-59と難敵、白鷗大との接戦を制し、ベスト4進出を決めた。12月15日に決勝進出をかけて、日本大と準決勝で対戦する。



▲#12 西野曜


▲#16 野口夏来


▲#34 盛實海翔




佐々木優一監督コメント

「(試合を振り返って)昨日勝ってベスト8を決めて、選手にはここからだと。関東のチームが揃ってきて、勝ち上がってきたチームなので、本当に越えなければいけない壁はここからだということは選手たちに(試合前)伝えた。ここから先は自分たちがやってきたことをどれだけ信じて、自分たちのバスケットをできるか、相手のやりたいことをやらせないか、そこに尽きると試合に臨んだが、気負い過ぎたのかいつものオフェンスが序盤からできなかった。リーグ戦も同様にオフェンスの調子が悪く得点できないという場面もあり、その中でメンタル的に崩れてしまい、ディフェンスにも影響が出て、負けるという展開に(この試合は)したくなかった。それを選手に言い続けた結果、選手たちの中でも、オフェンスがうまくいかなかったときでも我慢しようというのが口々に出ていた。メンタル的にも成長し、我慢して最後のチャンスを掴むことができた勝利だったと思う。(白鴎大とリーグ戦で対戦して)白鴎大はガードが速い展開に持ち込むのが特徴だった。そこをやらせないように徹底するよう意識させた。#88重富がしっかり準備をしてくれていて、後から出てくる選手も自分の役割をしてくれていた。そこはよかったと思う。(日大戦に向けて)ここまできたら勝ちたい、負けたくないという気持ちが強い方が勝つと思うので、変わらずいつも通りの自分たちのバスケをして、必ず明日勝って決勝にいきたい。」


#12西野曜コメント

「(試合を振り返って)個人としては準備をして試合に臨んだが、ターンオーバーやゴール下で決めることができなかったりとミスが多かった。それでも、チームメイトが励ましの声をかけてくれて、徐々の調子を取り戻すことができた。専大はスタメンだけでなく、ベンチの層も厚いという安心感もある。(勝ち越しの3Pシュートについて)ほっとした。ミスが続いていたので、少しは貢献できたと思う。(日大戦に向けて)昨年からやっていて、どういうチームかは知っている。監督からの指示もあると思うが、それを遂行してチームで勝ち取りたいと思う。」


#16野口夏来コメント

「(試合を振り返って)ベスト4がかかっていて、相手も1部のチームで、難しい試合になると思っていた。本当にその通りになって、後から出ていくのは難しかった。緊張もしていたので、勝ててよかった。(#30 フィリップのファウルトラブルを受けて)出番が来るのは分かっていたので、準備はしていた。(日大戦に向けて)リーグ戦は良い形で勝てていたので、その時のゲームが出来れば勝てると思う。」


(文=髙岡要・経済4、写真=山下佳帆・経営1、岡本真凜・経営1)