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2017.12.26
アイスホッケー

【アイスホッケー部】東洋大に敗れ2回戦敗退 最後に見せた4年生の雄姿

12月26日第90回日本学生氷上競技選手権大会ファーストディビジョン 対東洋大学inテクノルアイスパーク八戸

スコア東洋大8―2専大

 

前日の立教大戦に続き2回戦も勝ち進みたかったが、勝利を手にすることはできなかった。第1ピリオドから3失点を喫し、その後も得点を加えられリードされる。専大は第2ピリオドに#91生駒虹樹(法2・武相高)、第3ピリオドで#20鈴木壱斗(法4・北海道栄高)のゴールがそれぞれゴールを決め反撃するも、勝ちを引き寄せるまでには至らなかった。

▲試合終了後整列する選手一同

≪スコア≫

1P  0-3(シュート数3-19)

2P 1-3(シュート数5-20)

3P 1-2(シュート数2-16)  

専大 2-8 東洋大 計(10-55)

≪ゴール≫ 

2P 4分43秒 #91生駒虹樹(法2・武相高)

3P 15分23秒  #20鈴木壱斗(法4・北海道栄高)

試合前日に「東洋大に勝つことが最大の目標」と話してた#23福島健一主将(経済4・北海高)。前日8得点を取ったその勢いに乗りたいところだが、格上である東洋大に第1ピリオド開始直後からその強さを見せられ、速いスピードでわずか1分で先制される。専大は反撃するも東洋大の堅い守りに防がれ点を奪えない。その後も追加点を加えられ第1ピリオドで一気に3点を失い、厳しい状況に立たされた。

▲相手の攻撃に翻弄される専大

第2ピリオドでも相手の素早い攻撃に翻弄されるがこのピンチをしのぎ、反撃への一歩を踏み出したい場面で#91生駒が一人攻め入り、ゴールを決めた。

▲この日チーム初得点を決めた#91生駒

専大はここで勢いに乗って点を取りたいところであったが攻めきれず得点を挙げることができない。逆に相手に3点を失って第2ピリオドを終えてしまう。続く第3ピリオドでも2点を取られ大きくリードされ、このまま東洋大ペースのまま試合が終わるかに見えた。しかし最後に#20鈴木と#21上村良一(法3・北海道栄高)が相手ゴールに攻め入り、#20鈴木がそのままゴールへパックを押し込み、一矢報いた。

▲ゴールを決めチームメイトから手荒い祝福を受ける#20鈴木

試合はそのまま終了し専大は敗れ2回戦敗退となった。だが格上である東洋大相手に少しでも抗し、意地を見せられたのではないだろうか。

高橋裕一監督

「相手のスピードに慣れる前に点を入れられてしまった。点数は開いてしまったが選手たちの足は動いていた。よくやってくれたと思う。その中で鈴木のゴールはうれしかった。ただ3、4点取るチャンスがあり、チームの課題であった得点力の精度を上げられることができず悔しい」

山田瑛史ヘッドコーチ

「格上相手にスタートから自分たちのプレースタイルをしてやりたいことは守ってくれた。ただチャンスがあったにもかかわらす点を決めきれることができなかった。生駒は自分自身のプレーやどこでどうしないといけないのかを理解しており1番期待していた。そういったゴールに向かう姿勢が得点につながったと感じている。鈴木は第1ピリオドで得点を決めきれなかったが、第3ピリオドでチャンスが転がってきたところであきらめない気持ちを見せてくれた。それがゴールにつながったと思います。」

#23福島健一主将

「格上だったので今の実力でどれだけ戦えるか挑戦してみた。最後負ければ終わりだった中で実力差はあったと思う一方で、通用することはあったと思う。チャンスはあった中で何点か入ってよかった。結果的に負けてしまったが後輩たちにはこの悔しさを糧に頑張ってもらいたい。今後は携える機会はあまりないと思うが後輩たちを応援していきたい。」

【4年生 引退へ】

  試合終了後、選手の控え室で4年生の引退式が行われ、監督やコーチ、チームメイトはもちろん、選手の親御さんや関係者の方々が集まった。監督のあいさつから始まり、その後4年生8人一人ひとりが感謝の気持ちをそれぞれ述べた。途中、監督は目を潤わせ、選手もまた多くが涙を浮かべながらもチームメイトや両親、そして自身の4年間への感謝の思いを伝えた。

 最後に福島主将が挨拶し、「来年絶対に上(グループA)に上がってほしい」と後輩の活躍を願い引退式を締めた。 

▲4年生とマネージャー。引退する彼らは新たなステージへと歩み始める。彼らの今後の活躍を期待したい

(髙橋玲央・法2、写真も)