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2017.10.29
バスケ

【男子バスケ部】今季リーグ4年生がチームを立て直した 後半戦7連勝で準優勝!

10月29日、関東大学バスケットボールリーグ戦が最終日を迎えた。9月2日に開会式が行われ、9日から試合が始まった。例年の会場となっていた代々木第二体育館が工事のため、今季リーグ戦は、駒沢オリンピック公園総合運動場体育館をはじめ、つくばカピオや横須賀アリーナなどでの日程が組まれ、専大は1部リーグ10チームの頂点を目指した。

▲最終戦直後、選手全員で記念撮影

リーグ戦結果

第1節(9月9日) ○専大80(13-22、21-13、20-19、26-20)74拓大

第2節(9月10日) ●専大65(16-20、11-26、20-7、18-22)75大東大

第3節(9月13日) ○専大68(17-17、22-10、9-9、20-18)54早大

第4節(9月14日) ●専大76(21-27、23-19、18-13、14-26)85東海大

第5節(9月20日) ○専大75(15-15、19-9、21-16、20-17)57白鴎大

第6節(9月23日) ○専大79(19-18、21-13、19-22、20-18)71筑波大

第7節(9月24日) ●専大57(13-14、11-20、16-15、17-12)61明大

第8節(9月30日) ●専大83(22-17、14-20、10-18、24-15《OT13-17》)87日大

第9節(10月1日) ●専大75(19-23、12-16、18-23、26-21)83青学大

第10節(10月7日) ●専大86(23-17、16-21、26-24、21-33)95拓大

第11節(10月8日) ○専大91(24-17、23-16、26-26、18-24)83大東大

第12節(10月9日) ○専大82(27-19、16-8、19-19、20-19)65早大

第13節(10月14日) ○専大89(22-16、12-26、25-12、30-27)81東海大

第14節(10月15日) ○専大86(22-15、13-19、29-14、22-11)59日大

第15節(10月21日) ○専大78(16-13、16-24、24-15、22-19)71筑波大

第16節(10月22日) ○専大86(28-17、17-10、19-26、22-27)80明大

第17節(10月28日) ○専大74(20-18、19-12、21-12、14-16)58白鴎大

第18節(10月29日) ●専大78(18-14、18-28、26-19、16-19)80青学大

 9月9日の開幕戦を勝利スタートした専大は、リーグ戦序盤を白星先行で終える。初戦の拓大戦では、前半からリードを許すも#10大沢希晴(2・長野俊英高)の3Pシュートなどで差を詰めた。後半は、この試合チーム最多得点を記録した#西野曜(1・近代附高)が決め、逆転勝利へ導いた。第3節の早大戦では攻守ともに#30アブフィリップ(経営2・アレセイア湘南高)が活躍。インサイドで力を発揮し、得点・リバウンドで存在感を示した。第6節までを終えて4勝2敗で勝ち越していたものの、そこからまさかの4連敗。佐々木優一監督が「失速してしまった。もったいなかった」と話すように、第8節の日大戦では第4ピリオドに#30フィリップ、#26砥綿啓伍(4・能代工高)、#34盛實海翔(商2・能代工高)の得点で追いつきオーバータイムに持ち込むなど接戦を繰り広げたが、試合を落とした。第10節までを終えて4勝6敗で8位。2部との入れ替え戦も危ぶまれる順位で、これ以上の負けは許されない。ここでチームを立て直したのは4年生だった。主将の#15安保友貴(商4・能代工高)が中心になってミーティングを開き、チームの方向性を定めた。

▲1年生で開幕スタメンの西野は、初戦で24得点

▲リーグ戦通してスタメン出場のフィリップ。リバウンド王、優秀選手賞を獲得した

 そして、勝敗が並び順位が拮抗していた中で怒涛の連勝。専大は一気に7つの白星を並べることになる。一節終えるごとにその順位をあげ、終盤第14節の日大戦を終えた専大は8勝6敗で2位に浮上していた。第15節の筑波大戦では、#34盛實が3Pシュート5本を含む30得点の活躍で、昨年王者に大きな一勝を挙げた。この勝利で専大は、厳しい状況ながらも優勝の可能性を残した。第16節も勝利した専大だったが、この節が終了し拓大の優勝が決まった。リーグ戦を通して首位を走っていた拓大には一歩及ばなかったが、最後まで善戦した専大は11勝7敗の準優勝でリーグ戦を終えた。

▲新人戦でも主将を務めた盛實が、この秋大躍進。フィリップとともに優秀選手賞を獲得した

▲倒れ込んだフィリップを選手たち全員で引き起こす姿が印象的だった

 中盤の4連敗が惜しいところだが、逆にその連敗がなければ7連勝の躍進は実現しなかったかもしれない。大学バスケはまだ終わりではない。4年生の集大成でもあるインカレの頂点を目指し、全国の舞台で選手たちの思いが花開く。

▽コメント

佐々木優一監督

「リーグ戦中盤に失速してしまった。その4連敗は取りこぼしだと思うしもったいなかった。それでも2位という結果で終われたのはチームとして立て直すことができたから。負けが続いたときに、キャプテンの安保を中心にみんなで話して、学年関係なく選手同士で意見を言い合った。チームの方向性を定めることができた。その結果、連敗しているときの“次もまけるんじゃないか”という雰囲気から、”次は絶対に負けない”というふうに変わった。そこからディフェンス・リバウンドで後半戦7連勝できた。4年生は最初の時期はおとなしいなと思っていたが、このリーグ戦、自分たちのチームなんだ、引っ張っていくんだ、やってやるぞっていうのが発言や行動に出てきていた。4年生の成長がチームの成長になったなと思う。チームではすでに『インカレ狙おう』と声が出ている。またチームをひとつにして、細かいところを修正して、インカレてっぺん目指して頑張ります」

(文=冨樫幸恵・文3、写真=福井彩乃・文3、冨樫)