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2024.04.14
サッカー

【サッカー部】ホーム開幕戦勝利! 山本は2ゴールに絡む活躍

JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦3部


第2節 VS亜細亜大学体育会サッカー部


4月14日(日) 14:00Kickoff


@生田北グラウンド(川崎市多摩区)


専大 2–1 亜大

得点者 専大 棟方、山本

    亜大 小野寺


〈試合前情報〉

専大は開幕節、中央学院大学と対戦。先制するも、追い付かれて1-1のドロー発進となった。


直近のリーグ戦からのスタメン変更は2名。吉野、平川が外れ、上林、日隈が入る。

以下、スターティングメンバー(4-2-3-1)

GK 21 上林 真斗 (法2・昌平高)

DF 2 一丸 大地 (法4・東海学園高)

DF 5 松村 厳 (法4・松商学園高)

DF 19 日隈 雄大(ネット情報3・芦花高)後半35分 OUT

DF 4 志村 ぼん (経済2・韮崎高)

MF 14 棟方 豪郎 (経済4・昌平高)

MF 13 戸田 大翔 (商3・志木高) 後半10分 OUT

MF 11 山本 隼大 (経済4・名古屋高) 後半30分 OUT

MF 18 山下 基成 (文2・大津高) 後半18分 OUT

MF 10 山下 晶大 (経営4・専大松戸高)

FW 9 情野 依吹 (経営4・日大山形高) 後半23分 OUT


途中出場

MF 8 藤井 瑛斗 (商4・大津高) 後半10分 IN

MF 18 仲本 隼翔 (経済3・松商学園高) 後半18分 IN

FW 16 伊澤 壮平 (人間科学3・浦和南高) 後半23分 IN

MF 27 佐藤 漣 (法1・成立学園高) 後半30分 IN

DF 15 ラングフォード 海渡 (文2・札幌創成高) 後半35分 IN


〈試合展開

 開幕節は先制するも、追い付かれてドローに終わった専大。ホーム開幕戦では、2部リーグから降格してきた亜大に対して立ち上がりから拮抗した試合となる。前半3分に右サイドの敵陣中央でFKを得ると、キッカーの戸田が左足でクロスを送る。ゴール前で日隈が頭で合わせるも、ここはGKにセーブされてしまう。前半20分過ぎには山本が負傷し、一時ピッチの外で治療を受けると、数的不利になった専大は劣勢に。次第に押し込まれる展開となり、亜大にCKからチャンスを複数回作られるも、守備陣が奮起してピンチをしのぐ。


▲攻守に奮闘した一丸


 すると、専大にビックチャンスが訪れる。前半41分に中盤で戸田が相手のパスをカットすると、前方にいた山下晶から山本へとボールをつなぐ。山本はドリブルで左サイドを突破してクロスを上げる。そのボールが相手に当たって軌道が変化すると、ペナルティエリア中央でフリーになっていた棟方がヘディングシュートを放つ。このボールがクロスバーをたたいてゴールに吸い込まれ、専大が先制。苦しい時間帯に得点を奪った棟方は開幕戦に続いて2戦連発となった。前半はこのゴールを守り抜き、1-0で試合を折り返す。


▲2試合連続ゴールを挙げた棟方


 専大は後半開始早々にも決定機を創出する。後半3分に山下基がこぼれ球を拾うと、自らカットイン。ペナルティエリア手前の右から左足でシュートを放つも、相手に防がれてしまう。その1分後には、山下晶がペナルティエリア左に進入して右足で中央にパスを送ると、反応した棟方が左足を振り抜く。しかし、枠の右に外れてしまい、追加点とはならない。


▲精力的に動き続けた山下晶


 後半22分、専大は最前線に伊澤を投入する。その伊澤から内側に走っていた一丸へパスをつなぐと、左前方に大きく展開し、完全にフリーになっていた山本にボールが渡る。山本は、相手を剥がしてペナルティエリア手前の中央から右足を振り抜く。強烈なシュートはGKに触れられるも、ゴール左に吸い込まれて待望の追加点を奪取。


▲ゴールを喜ぶ山本


 その後は、途中出場となったルーキーの佐藤漣がドリブルでチャンスを作るも、更なる追加点は奪えず。後半37分には亜大にカウンターを仕掛けられると、DFのクリアミスから最後は相手にペナルティエリア内からシュートを放たれて失点。1点差となってしまう。アディショナルタイムに突入し、試合終了間際まで亜大の猛攻を受けるが守り切り、2-1で試合終了。ホーム開幕戦で今季初勝利を挙げた。


▲交代直後、積極的に仕掛ける佐藤漣


〈PICK UP PLAYER〉

棟方 豪郎


『ボランチが得点に絡むチーム』を体現する開幕2戦連発

「最後の方も含め、難しい時間が多かったが、チームで耐えて勝点3を獲れたのは大きい」と試合を振り返る棟方。「積極的にゴール前にも顔を出して点に絡んでいきたいと思っていた」と話すようにボランチも攻撃に参加する今季のチームスタイルを体現する開幕から2戦連発となるゴールをマークした。昨季は思うように出場機会をつかめず、昇格プレーオフもベンチから試合を見届けた棟方。しかし、「悔しい思いをした」という昨年から打って変わって今季はボランチの主軸を担っている。今節は日頃の練習から意識しているゴールに関わるプレーでチームの勝利に貢献。「他にも良い選手がいっぱいいるので切磋琢磨して負けないように頑張りたい」と闘志を燃やしている。「1週(間隔が)空くと思うので、しっかりチームで準備して勝点3を取れるように頑張っていきたい」と次節を見据えた。


山本 隼大


昨年2部昇格プレーオフは無念の負傷交代 『今年こそは自動昇格を』

 昨年2部昇格を懸けたプレーオフでは後半立ち上がりに失点を喫すると、そのプレーで負傷し、無念の途中交代となった山本。攻守に躍動していただけに「自分がチームに迷惑をかけた」と振り返る。今季は天皇杯予選で2ゴールを記録すると、リーグホーム開幕戦でも得意のカットインから得点を奪った。「相手が付いてくるのが見えたので、カットインして右足を振れるなと思った」というイメージ通りの強烈弾でチームを勝利に導いた。昨季リーグ戦は3得点にとどまり、「得点が取れないシーズンで苦しかった」と明かした山本。今季は『2桁ゴール』を目標に設定し、「今年こそはプレーオフじゃなくて自動昇格を狙えるチームだと思っているのでそこを狙っていきたい」と2部復帰を目指す。


次節は4月27日に生田北グラウンドで國學院大學と対戦する。


文=竹田一爽(文3)写真=髙野葵葉(文3)