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2023.10.02
バスケ

【女子バスケ部】第1Qで勝負あり 強敵に圧倒され完敗

<第73回関東大学女子バスケットボールリーグ戦=10月1日 専大生田キャンパス 専大60-110白鷗大>

▲手前(#41)と奥(#13)の留学生中心に攻守ともに圧倒された


 リーグ戦は2巡目に突入し、専大はホームで白鷗大と対戦。前回大敗を喫した強敵に再び攻守で圧倒され、連勝が2でストップした。第1Qでいきなり41点を奪われると、後半も勢いを抑えきれず、苦しい展開に。終始相手の固いディフェンスに屈し、反撃の糸口を掴めなかった。

 

試合の大勢は第1Qでほぼ決まった。開始早々からボールを支配されると、攻守で力の差を見せつけられて16得点・41失点。強敵が容赦なく襲い掛かってきた。 

▲第1Qはわずか16得点。リーグトップレベルを誇る固いディフェンスに屈した


 開始18秒に先制を許すも、#11中村帆花(文3・昭和学院)がバスケットカウントを獲得し逆転。しかし、ここから相手留学生・アマカ選手らを中心とした猛攻に遭い、5連続で失点。1ゴールを返すもさらに4連続シュートを沈められ、たまらずタイムアウトを選択。だが相手の勢いは落ち着くどころかさらに増し、結果的に7連続失点となった。「(得点の中心にいた)留学生に1対1では勝てない。やられっぱなしになっていた」と長南HC。身体的に恵まれた留学生にオフェンスリバウンドの大半を得点とされ、人数をかけてマークする必要があった。

▲チーム最多得点をマークした#10髙田彩凪。頼もしい1年生が不在のエースの代役を担った。▲7連続得点の猛攻にあった

 点差が開くにつれ、チームには焦りからか、ミスが多発した。アウトオブボールやパス・ドリブルミスなど、落ち着きを失っていた。主将の#15近藤萌(文4・湯沢翔北)も「相手の勢いにやられてしまった感じ。そこから立て直せなかったのは反省」と振り返る。終盤からは相手のディフェンスが激しさを増し、ファウルを4度獲得して得点を重ねるも、点差を縮めることはできなかった。

▲今季初スタメンで出場した#23瀬川は4度ファウルを献上するも、身体を張った

 その後の第2Q以降は身体を張った守りを増やしたりシュートチャンスが増えたりしたが、試合の主導権を握られる展開は変わらず。相手の守りが固く、ゴール下まで攻めきれずに3Pを打つしかない状態に追い込まれた。点差はどのQ終了ごとでもほぼダブルスコアで変わらず、昨年覇者に60ー110と圧倒される形で敗れた。

▲ゴール下までなかなか攻めきれず3Pを打たざる得なかった。写真は#57林望愛

 

 

大敗を喫しはしたが、チームとしては1巡を戦って見えてきた光もある。「スピード感あるバスケ」を掲げて戦ってきた今リーグ戦は、試合を通して成長し前半戦を勝ち越しでターン。指揮官も「1戦目に比べれば、ブレイクやトランジションなど、テンポを上げられているのでそこはチームとしての成長はかなり戦中でみられている」と実感し、「この良さを今日のような固いディフェンスに対してどう対処していくか、次のステップに入った」と明かした。同様に主将も「頑張って走ってブレイクを何回か出せた場面はあった。次に繋げたい」と収穫もあった。

▲チームの強みである速攻が機能する機会もあった

▲チームの成長を感じている指揮官(奥)。2巡目からのさらなる飛躍を求めた


 次戦以降も、各校とは2度目の対戦となる。「自分たちはどこと当たろうが自分たちのバスケをするだけ。相手が前戦からアジャストをしてくる可能性もあるので、戦略含めて面白くできれば」と先を見据えたHC。試合後は誰一人として下を向く選手はおらず、気持ちの切り替えにも”スピード感”がうかがえた。2巡目に入っても、チームの成長は続いていく。



文=河上明来海(文3)

写真=鶴本あい(法3)