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2023.09.16
陸上競技

【陸上競技部】3次合宿で最後の追い込み 長谷川監督 予選会へ「狙うは7位」

<菅平合宿=9月6日~ 長野県菅平高原>


 第100回大会へ向けて順調に歩みを進めている。専修大学陸上競技部は夏合宿の最後の舞台として菅平高原で3次合宿を行っている。約1か月の合宿期間、昨年よりも故障者は少なくチームには良い雰囲気が漂う。長谷川淳監督は1か月後に控える箱根駅伝予選会について「狙うはチーム目標7位」と72回目の箱根駅伝出場に焦点に定める。

▲この日はロードで強度の高い練習を行った


 チームは理想の形を作っている。昨年と比較し夏を通して体調不良者や故障者は少なく監督は「かなり良い流れで来ているかなと思います」とここまでの道のりを振り返る。また、予選会、本戦ともに経験者の多い4年生は走りだけでなく、気持ちの部分でチームを引っ張るようになった。田島洸樹主将(経営4・学法石川)を中心として練習時から積極的に声を掛け合っている。1年生も上級生と同様のメニューをこなして力をつけ、チームを突き上げている。2・3年生は大舞台の経験者こそ少ないが、春先から成長が著しく予選会でも軸となる選手が多くいる。指揮官も現在のチームを「大学スポーツの理想の形」と評する。

▲練習前の様子


 約1か月後に迫った箱根駅伝予選会に向けて、チームは7位での通過を掲げている。「10、9、8位と来て4年目、7位というところは狙っている。最高は7番で通過していくのと最悪は通過というところを目標にしてやっていきたい(監督)」。本戦へ向け、1年ごとに順位を上げてきているチームが更なるステップアップを目指す。

 昨年は予選会のエントリーメンバー14名すべてを2年生以上が占め、3年生以上が11名と上級生中心の構成となった。しかし、今年は先述の通りどの学年も力があるため1年生をはじめとした下級生に関しても起用される可能性は高く、チームに新たな流れをもたらす。

▲大西裕翔(文1・京都外大西)も練習を積んでいる

▲写真右は野下稜平(経済4・鳥栖工業)。本戦には3年連続で出走しており、4回目を虎視眈々と狙う

▲ダンカンキサイサ(経営2・大分東明)はこの夏、2つの実業団を渡り歩いて練習を積んだ。最後はチームに合流し、更なる高みを目指す



 監督は予選会に向け「飛び抜けたエースはいないのですが例年の練習の内容を超えていくような練習はできている。目標である7番にしっかりとチームとして狙えるように準備をしていきたいです」と語った。絶対的エースはいなくても、一人一人が意識を高く持ち練習に取り組んでいる。


悔しさを味わった今年の復路から256日。力を示す時はすぐそこだ。


文・写真=相川直輝(文4)