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2023.09.04
バスケ

【男子バスケ部】ホーム2連敗 攻めの姿勢を見せるも反撃及ばず

〈第99回関東大学バスケットボールリーグ戦=9月3日 専大生田キャンパス 専大50-61白鷗大〉


 オータムリーグ第4節、大東大戦で大敗した専大は開幕連勝中で優勝候補の白鷗大と対戦。前半から専大は攻めの姿勢を見せるも「白鷗は優勝候補の大学なので苦しい試合になると思っていた」(佐々木優一監督)と強固なディフェンスに苦しめられ追う展開となる。後半はクベマジョセフスティーブ(経営4・福岡第一)や上村大佐(商3・能代工業)が得点を重ね一時点差が縮まりかけるも、相手の猛攻に対応できずに試合終了。専大はホームゲームで2連敗を喫した。


 第1Qから苦しい展開が続いた。専大ボールからスタートし、スティーブがインサイド、市場脩斗(文3・市立船橋)がアウトサイドからのシュートを狙うも相手の強固なディフェンスやブロックでなかなか決めきれない。初のスターター起用となった高橋裕心(経済2・能代科学技術)が3ポイントを沈めるも流れが変わらない。その後は、相手からファウルを受けた淺野ケニー(経済3・洛南)、市場 、スティーブがフリースローで着実に点数を重ねていく。残り1分を切るとスティーブがゴール下でシュートを決め、13ー20で第2Qへ。

▲淺野ケニー

 第2Qは主将の赤嶺有奎(文4・豊見城)が3ポイントを決めるなど、序盤は相手に点を取らせない有利な展開で試合が進んだ。中盤になると白鷗のカットに再び苦しめられ、インサイドからのシュートや3ポイントで得点を広げられてしまう。赤嶺もベンチに下がるとコート上の選手を鼓舞し、残り1分18秒に後藤晴(商2・美濃加茂)が3ポイント、30秒を切ると市場がインサイドからシュートを決める。最後まで粘り見せるも26-34とリードされたまま前半戦終了。

▲赤嶺有奎

▲後藤晴

 第3Qは点差を縮めようとスティーブと上村が躍動した。それぞれ3ポイントやゴール下から連続得点を決め、リバウンドも力強く掴み取る。「相手のファウルが重なってたのでスティーブをインサイドに入れてプレイしようとして、バスケットをうまくできたのが追い上げに繋がったと思う」(赤嶺主将)。しかし、白鷗はそれに追撃するようにポストプレーやブザービートで得点を伸ばし、点差は縮まることなく41ー50で最終Qへ。

▲クベマジョセフスティーブ

 ▲上村大佐

 第4Qは相手に一方的に得点を取られてしまう時間が続いた。ボールが上手く繋がらずに相手にレイアップなどのチャンスを与えてしまう。専大は終始スティーブが得点力を発揮していたが負傷により途中で退場してしまった。その後、市場はゴール下から、高橋はフリーを確実に沈めるが、一度も逆転することなく50-61で終了。白鷗は4つ目の白星を獲得し、専大は2つ目の黒星を喫した。

▲市場脩斗

▲高橋裕心

 佐々木監督は「早い段階でどんどんプッシュしていこうとプランを明確にしていたが、高橋裕心のスターター初起用や気持ちの部分でまだしっかり準備できてないところがあり、リードされてしまった」と敗因を語る。一方で、「ディフェンスが我慢できて失点の意識もできていたのは良かった。これにオフェンスが噛み合ってくれば望むべき試合ができると思う」と次戦以降を見据えた。

 主将の赤嶺は「ここから連勝していくためにディフェンス、リバウンドをして監督の指示を40分間やり続ける。チームが欠けている中でも自分がやらないといけないという意志を全員が持ち続けなくてはいけない。僕自身もプレーで示しながらチームにも声掛けしていきたい」と意気込んだ。


 次戦は9月6日、今季1部へと昇格した山梨学院大学と対戦する。専大は春季トーナメント覇者・日体大との試合で互角の戦いを見せた山梨学院相手に白星を挙げ連敗を止められるか。


文=髙野葵葉(文2)

写真=鶴本あい(法3)、髙野葵葉(文2)