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2023.07.09
ラグビー

【ラグビー部】1部・法大に惜敗 ペース掴むも攻めきれない場面目立つ

〈春季オープン戦=7月9日 法大G 専大A19-26法大A〉


▲最終盤に勝ち越しトライを奪われ、この日も勝ち切れなかった。


 リーグ戦開幕まで2ヶ月となった専大は、敵地でリーグ戦1部の法大と対戦。一時同点としたが最後は粘れず、7点差で惜しくも敗れた。立ち上がりは法大に1対1で圧倒され、連続トライで14点を失った。しかし、試合が進むにつれて専大がペースを掴み、後半35分には19-19の同点とする。しかし、38分に勝ち越されノーサイド。1部のチームの強固な守備を破りきれなかった。


 ゴール前で法大守備陣を押しきれなかった。敵陣深い位置まで攻め込み、ラインアウトからモールでトライに持ち込むのが専大が得意とする攻撃だった。しかし、この日はモールを組む前に法大FW陣に引き倒され、得意な形に持ち込めなかった。さらにゴール前では法大守備陣の接点の強さを前に何度もチャンスを逃し、ゴール前でのミスが失点につながるシーンも多かった。LOの渡邉朝陽(経済4・日川)は「FWがゴール前でトライを取れないというところが課題として挙がった」と反省。石倉俊二監督も「一辺倒ではなく、バリエーションを作ってトライを取りに行くというところを考えてほしかった」と選択肢の少なさを指摘した。


▲前半、専大が攻める時間は長かったが、法大の強固な守備に跳ね返された。

▲前半28分の失点シーン。法大はピンチをしのぐとテンポよく専大陣内へ攻め込み得点を奪った。


 それでも一度は追いつくなど粘り強さを発揮した。前半36分、カウンターラックでチャンスを作った専大は、敵陣22mライン内でラインアウトを得る。そこからゴールラインへ迫り、最後はFL?川悠京(経済2・高鍋)が大外に飛び込みトライ。後半に入っても専大が攻める展開が続き、26分には途中出場の長友順平(経済2・東福岡)のトライなどで2点差に迫る。法大に5点を追加された直後の35分にはHO吉田温広(経営2・國學院栃木)のトライが生まれ19-19と同点に追いついた。しかし、その後ミスから決勝点を献上し、1部の法大相手に勝ち星を挙げられなかった。


 試合後、SOの髙居海靖(経済4・御所実)は「自分たちの思うようにできなかった。後半の入りが結構よかったが、流れを掴めたかなと思ったところで崩れてしまった。そこが弱いところ」と詰めの甘さを見つめる。「チームとして修正能力がないのが課題。試合の中で修正能力をつけないと成長できない。勝ち切るためには修正能力が必要」とリーグ戦へ向けた課題を話した。


▲SOの髙居。髙居のキックが何度もチャンスを演出した。


▼7月8日(土)

専大B○38-31法大B


文=野見山拓樹(文4)

写真=北原倖多(文2)