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2023.06.05
サッカー

【サッカー部】樋口&松永 4年生の2得点で鮮やか逆転勝利!

JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦3部


第7節 VS 慶應義塾体育会ソッカー部


6月3日(土) 14:00Kickoff


@慶應義塾大学下田グラウンド(横浜市港北区)


専大 2–1 慶大


〈試合前情報〉

前節は東京農業大学と対戦。試合を通して主導権を握り続けるも、ロングボールを起点に専大の右サイドを崩されて失点を喫す。その後も相手ゴールに迫るが、最後まで1点が遠く、0-1で敗れて3連敗となった。

専大は7節、昨年度の冬の選手権を沸かし、世代別代表で10番を背負う塩貝健人選手を擁する慶應義塾大学と対戦した。

直近のリーグ戦からのスタメン変更は2名。東海林、松永が外れ、松本、松村が入る。

以下、スターティングメンバー(4-4-2)

GK 1 大野 来生 (法4・成立学園)

DF 2 一丸 大地 (法3・東海学園)

DF 19 平川 佳樹 (法1・流通経済大柏)

DF 15 松村 厳 (法3・松商学園)

DF 5 樋口 大輝 (法4・松商学園)

MF 9 松本 皐誠 (商2・東海学園) 後半14分 OUT

MF 23 渡邊 弘和 (経済3・仙台育英) 後半40分 OUT

MF 14 藤井 瑛斗 (商3・大津)

MF 11 山本 隼大 (経済3・名古屋) 後半23分 OUT

FW 10 村上 千歩 (商4・東海学園)

FW 8 浦川 流輝亜 (文4・青森山田) 後半14分 OUT


途中出場

FW 7 松永 颯太 (経済4・清水桜が丘) 後半14分 IN

FW 18 仲本 隼翔 (経済2・松商学園) 後半14分 IN

MF 20 棟方 豪郎 (経済3・昌平) 後半23分 IN

DF 6 鈴木 浩大 (経済4・専大松戸) 後半40分 IN


〈戦評〉

昇格に向けて負けられない専大は強度の高い試合の入りを見せる。ディフェンスラインの背後を突く、ロングボールを多用し、最前線の村上にボールを集めてチャンスを作るも、決めきれずにスコアレスで試合を折り返す。後半も引き続き、専大が主導権を握るも、パスミスから慶大に得点を許してしまう。同点に追い付きたい専大は後半31分にセットプレーから樋口が決めて振り出しに戻す。すると、その4分後、左サイドから流れるようにパスをつなぎ、最後は松永が冷静に逆転ゴールを奪う。最後まで守備陣が体を張り、そのまま2-1で専大が勝利し、4試合ぶりの勝点3を獲得した。


〈試合展開〉

試合当日の朝まで降り続いた雨が嘘であるかのように日差しがさして蒸し暑いコンディションとなった一戦は、専大が後方からロングボールを用いて攻撃を展開する。前半5分には浦川がボールを収め、村上にパスを送る。村上はそのまま持ち運び、ペナルティエリア中央から左足を振り抜く。しかし、ここは相手DFのブロックに遭う。

▲シュートを放つ村上

その後も村上と縦関係の2トップを組む、浦川が積極的にボールに関与して流れを作る。前半28分には浦川が敵陣中央の右で倒されて獲得したFKを自ら蹴ってゴールを狙うも、GKに直接キャッチされてしまう。そのまま両チームともに得点が奪えないまま、スコアレスで試合を折り返す。


後半に入ると、専大にいきなりチャンスが訪れる。敵陣右サイドで得たスローインの流れから浦川がペナルティエリア手前の右から左足でペナルティエリア内へ浮き球を送る。山本がファーサイドでヘディングシュートを放つも、枠の左に外れてしまう。


敵陣に押し込み、ペースを握る専大だったが、後半12分に敵陣でパスカットをされる。不運にもそのボールが直接、ディフェンスラインの背後に流れてしまい、慶大の塩貝健人選手に渡る。前に飛び出していた大野が戻り切れず、無人のゴールに流し込まれて慶大に先制を許す。主将の村上らが前向きな言葉を掛け、チームを鼓舞する。


同点としたい専大は厚みのある攻撃を展開し、セットプレーから相手ゴールに迫る。後半31分、左CKを獲得すると、キッカーの藤井が右足で高い軌道のクロスを中央に入れる。味方が競ったこぼれ球を樋口が受けて左足を振り抜く。このボールがゴール右上に決まってゲームを振り出しに戻す。

▲CKから同点ゴールを決めた樋口

さらに勢いに乗る専大はその4分後に自陣左サイドでスローインを得ると、素早くリスタート。仲本が頭でそらすと、村上につながり、そのまま左サイドを駆け上がって前方にスルーパスを供給。走り込んだ松永が反応してペナルティエリア左から左足で冷静にゴール右隅に流し込んで一気に逆転に成功する。

▲途中出場から逆転弾を決めた松永

リードした専大は鈴木を投入し、5バックを形成して守備を固める。DF陣がコミュニケーションをしっかり取りながら終了間際の相手のCKも体を張って守り切って2-1で専大が4試合ぶりの勝利を挙げた。選手全員がハードワークを行い、3連敗の悪い流れを断ち切った。


専大 2–1 慶大


得点者 専大 樋口、松永

    慶大 塩貝健人


試合後、インタビュー

松永 颯太

試合を振り返って―

「3連敗している中で勝ててよかった。ここから全勝して、自分たちの強さを証明したい」


途中出場となったが、どのようなことを意識したか―

「自分が出る直前で先制点を許してしまった。自分が点を取って自分の存在価値を示すことを意識してプレーした」


自身のゴールを振り返って―

「良い形で抜け出すことができて、冷静に決めることができてよかった」


次戦に向けて―

「1試合も落とせない状況が続きますが、チーム一丸となって勝利を目指して頑張ります」

▲左サイドでキレのあるプレーを見せた


次節は6月10日に生田北グラウンドで東京経済大学と対戦する。


文・=竹田一爽(文2)写真=北原倖多(文2)