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2015.05.09
バスケ

【男子バスケ部】関東学院大に勝利し、11位で大会を終える。

5月9日、第64回関東大学バスケットボール選手権大会が代々木第二体育館で行われ、専大は昨年同大会ベスト8の関東学院大と対戦した。この試合は第1ピリオドから#6渡辺の攻守にわたる活躍などによって専大のペースで進むが、第4ピリオドになるとオフェンスが意気消沈。その間に点差を縮められてしまう。しかし、#24田代を中心に再び立て直し、77-68で勝利。今大会を11位という結果で終えた。





専大77(26-16、22-17、17-15、12-20)68関東学院大





(スタメン)※ポジション順

#11 秋山熙(経営2・東海大浦安高)

#6  渡辺竜之佑(経営3・福岡第一高)

#24 田代直希(商4・東海大浦安高)

#7  國分大輔(経営3・名古屋大谷高)

#32 野口夏来(経済1・福大大濠高)






第1ピリオド、オープニングシュートを#6渡辺が決めると、#11秋山、#32野口がゴール下を決めリードする。中盤になってもディフェンスリバウンドから速い展開で#7國分の速攻、#6渡辺のスリーなどが決まる。ディフェンスでは相手にミドルシュートは打たせるものの、きちんとリバウンドを取りセカンドチャンスを与えない。終盤は#6渡辺のドライブ、#7國分のスリーが決まりリードを二桁にする。終了間際には#24田代のブロックショットが出るなどして攻守好調なまま26ー16で第1ピリオドを終える。





第2ピリオド、#11秋山から#6渡辺へ合わせ、#13石上潤(経済4・浜松商高)、#65佐々木健登(商2・能代工高)のミドルシュート、#24田代のスリーで一気に関東学院大を突き放す。ディフェンスでは2線からタフなマークで相手に24秒バイオレーションを取らせる。途中、関東学院大にスリーを決められるシーンもあったが、全体的に良い雰囲気、流れで、二桁リードを保ったまま前半を折り返す。





第3ピリオドも好調なディフェンスから終始リードを保つ。オフェンスでは#32野口がリバウンドから得点するなどして存在感を示す。中盤は24秒バイオレーション、パスミスなどでオフェンスのリズムが悪くなる。そこでベンチは、#15安保友貴(商2・能代工高)を起用。すると2分、#15安保が速攻からカウントを決め会場を沸かす。フリースローは惜しくも入らなかったものの、次のオフェンスでドライブを決め、得点能力を存分に発揮した。#15安保などの活躍により、65ー48で最終ピリオドへ。





第4ピリオド、エース#24田代を下げ、ベンチメンバーなどを起用。しかし、専大は序盤からシュートがことごとく外れ、ディフェンスでは速攻などを決められ連続失点。開始3分間無得点でベンチはタイムアウトをとる。タイムアウト後、再び#24田代ほかをコートに戻し組み立て直す。エースがコートに戻るとリズムが生まれ、#11秋山から#32野口への合わせ、#6渡辺のドライブなどが決まりリードを広げることに成功する。終盤は相手のスリーをチェックし、苦しいシュートを打たせ得点を与えなかった。77ー68で勝利し、専大の11位が決定し大会を終えた。





 今日で専大は大会を終えたが、昨年から監督、選手が言い続けていること、「ディフェンスとリバウンドをしっかりする」というチームの決まりごとを今大会は通じてできているように見えた。筆者は昨日の白鴎大戦は見ていないのだが、93失点というところとリバウンドの数をみると専大のバスケができなかったから負けてしまったのではないかと感じた。

 昨年の同大会はシードでありながら初戦で駒大に102-103で惜しくも敗れ、リーグ戦では最下位と結果は出なかったが、大東大との「死闘」入替戦を勝ち抜き専大の実力をやっと発揮した。

 今年は#6渡辺、#24田代と経験のある2人を軸に、得点能力の高い#7國分、トリッキーなプレーで相手を翻弄する#11秋山、「200cmセンター」で攻守に貢献する1年生の#32野口のスタメンだが、ベンチには昨年スタメンだった#13石上、#65佐々木や、試合に出たら結果を残す#15安保、スリーが魅力な#14高澤、コートでリーダーシップを発揮するキャプテン#12岩野侑太(岡山商科大附高)などなど層が厚く魅力のあるチームであると思う。もちろん、今大会はスタメンが固定であったが、リーグ戦では誰がスタメンかはわからない。高いレベルで誰が出ても戦力的に大差のないチームは安定して勝つことができる。チーム一丸で戦って欲しい。

(阿部 理志・文3)





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▲#6渡辺は35得点22リバウンドの大暴れ。大会を通じて安定して活躍した。



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▲#15安保は今後楽しみな選手だ。



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▲4年生の#13石上(右)と1年生の#32野口(左)




以下はコメント




佐々木優一監督

「連戦で疲れもあったと思うが連敗だけはしないように勝って締めようと思った。これから新人戦、リーグ戦とあるが意味のある終わり方になった。スタメンの5人だけでなくリザーブのメンバーもうまくいかない部分もあったが、試合を経験させることができたので良かった。チーム力を高めるためにも中身のある大会になった。#15安保はミスが少なく頭の良い選手なので新人戦に向けても自信につながったと思う。昨年よりも戦力は高いと思うから私自身が使える選手をどう使うかもカギになると思う。」





田代選手

「トーナメント通して調子の良いとき悪いときの差が激しかったことは課題。負けた試合のあと、きちんと切り替えて次の試合に取り組め連戦はしなかったことはリーグにつながると思う。リーグに向けてディフェンス、オフェンスの細かいミスを修正していきたい。」





安保選手

「自分は後から出て点差を広げる立場だが、今日は戻った時、スタートに負担をかけてしまう形になってしまった。走るディフェンスと、ミスをしないというところを心掛けている。新人戦は去年2回戦敗退だったのでもっと上を目指していきたい。個人的にはしっかりと準備を怠らないようにしていきたい。」