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2014.10.26
バレー

【バレー部】日体大に敗れ、天皇杯ブロックラウンド突破ならず

10月26日、東金アリーナにて天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会が行われ、第1戦目は警視庁フォートファイターズにセットカウント2-0で勝利したものの、第2戦目で日体大にセットカウント0-2で敗退した。これにより関東C代表は日体大が勝ち取った結果となった。

 

 

 

専大2(25-20、25-20)0警視庁フォートファイターズ

 

専大0(23-25、20-25)2日体大

 

 

スタメン(2試合同じ)

#6  藤中謙也(経営3・宇部商高)

#7  高橋拓也(経済3・東亜学園高)

#8  小林之紘(経済3・創造学園高)

#11 小川猛(経営2・桐蔭学園高)

#12 川波潤也(経営2・九州産大付高)

#15 平安山華竜(経済2・西原高)

#21 舩倉拓登(商1・清風高)

#22 平原隆也(経済1・都城工高)

 

 

警視庁フォートファイターズとの対戦の第1セット。相手のミスにも助けられ、得点していくが相手のスパイクを止められず、12-12と立ち上がりに苦しむ。しかし、その後は#8小林の1枚ブロック、#11小川のスパイクなどで徐々に点差を離していく。さらに、ピンチサーバーで入った#13冨田直人(経済2・東亜学園高)にサービスが決まるなど波に乗り、最後は#11小川がスパイクを決め、25-20でセットを先取する。

 

 

第2セット、このセットは危なげない展開で試合が進む。#11小川、#12川波の連続スパイクなどでリードする。中盤になると#1山本湧(商4・東亜学園高)を投入し、さらに畳み掛ける。その後も#7高橋のブロック、#6藤中のスパイクなどで得点し、25-20でセットを連取し、勝利した。

 

 

 

 ▲#11小川は今後チームを支える選手だ(撮影=宇佐美)




 ▲#21舩倉は来年以降楽しみなセッターだ(撮影=宇佐美)



ダブルヘッダー2試合目の相手は秋季リーグで敗れている日体大。この試合は第1セットをどちらが取るかが勝負のカギとなった試合になった。

 

第1セット、序盤からお互いに一歩も譲らないシーソーゲームとなる。#6藤中のスパイク、#11小川のバックアタックなどで得点するも、相手の攻撃を止められない。こう着状態から抜け出したのは日体大だった。10-10から専大にミスが連続して起こり流れが悪くなると、日体大のエース#1山田脩造選手(福大大濠高)にスパイクを決められ、10-14と4点差まで離される。お互いに得点し迎えた13-17の場面。#12川波のスパイク、ピンチサーバーで入った#13冨田の連続サービスが決まり、1点差まで追い詰める。そして、18-20の場面から#6藤中のスパイク、#7高橋のサービスが決まり、20-20と追いつく。だが、その後は日体大の#1山田選手にサービスを決められるなどして、23-25でセットを落とす。

 

 

第2セットは追いかける展開となる。序盤からスパイクがアウトになり得点できない。#8小林のブロック、#12川波のスパイクなどが決まるもリードできない。その後はなかなかブレイクできず、サイドアウトをお互いにとり、点差が縮まらない。中盤以降は3点差、4点差を離されている展開が続く。#6藤中のスパイクなどで追い上げるものの、最後まで追いつけず、20-25でセットを連取され、敗戦となった。

 

 

今日はダブルヘッダーということもあり、選手のモチベーションも難しい試合だった。吉岡監督は#21舩倉をセッター、#11小川をオポジットに起用した。とくに小川は要所でスパイクを決め、見事な活躍ぶりであった。日体大には敗れたものの、この2人は今後の好材料になったに違いない。あとは全日本インカレに向けて準備するまでだ。

 

(阿部 理志・文2)

 

 ▲今日の#7高橋はクイック、サービスなどでチームをけん引した。



以下はコメント

 

監督

「今の課題は舩倉と小川を使い切ること。4年生が抜けた新チームで勝つにはこの2人に経験を積ませることが必要になってくる。でも春、秋のリーグやインカレなどの大学タイトルは狙っていかないといけないから試すわけにはいかない。だからチームの底上げをするには企業主催の公式戦の今日しかないと思った。自分は負けてもいい“当たって砕けろの日”にしたから、選手には勝ちたきゃ自分たちで勝ちに行けと言った。勝つことは難しいとは思っていたが、正直もっとバレーにならないと思っていた。インカレは絶対に取りに行かなきゃいけないので、“今日の負け”を無駄にして欲しくない。」

 

山本主将

「どうして自分が出られないのだろう、と思ったが新チームのためになることだとも思った。1セット目を取れたら勝てたかもしれないが、日体大の山田と小宮にやられた。インカレまでにはしっかりと対策をたてたいと思っている。」

 

 

藤中選手

「1試合目はいままでの公式戦よりは1、2年生を使っている緊張感がありつつもそんなに固くならず、試合内容も悪くなかった。2試合目はチームが作りたてということもあり、もう少し精度を上げられる場面が多々あった。自分的には気持ちの問題なのか、舩倉選手のトスは落ち着いて打つことができて、プラスの経験だった。全カレは、相手がどうこうというよりも、自分たちがしっかり練習を頑張って試合に臨みたい。」