News

最新ニュース


2014.09.27
バスケ

【男子バスケ部】リーグ前半戦最後の試合でうれしい初勝利!

9月27日、関東大学バスケットボールリーグ戦が代々木第二体育館にて行われた。未だ勝利のない専大は、今季2部リーグから昇格した慶大と対戦した。第1ピリオドはミスが目立ち劣勢であったが、第2ピリオドはエースの#24田代の出場なしにもかかわらず、#6渡辺を中心に攻め、21-6と相手を圧倒する。第3ピリオドは#24田代がコートに戻り3Pシュートなどで活躍する。第4ピリオド途中で追いつかれるものの、#14高澤が連続3Pシュートを決めるなどして逆転させない。最後まで集中力を切らさず、67-61で見事に勝利した。

 

 

(スコア)

専大67(10-19、21-6、17-19、19-17)61慶大

 

 

(スタメン)

#6  渡辺竜之佑(経営2・福岡第一高)

#13 石上潤(経済3・浜松商高)

#24 田代直希(商3・東海大浦安高)

#35 鈴木駿平(経済4・伊豆中央高)

#47 藤田弘道(経営4・福大大濠高)

 

 

第1ピリオド、序盤からシュートが入らない時間が続くものの、果敢に攻めて慶大からファールをもらいフリースローで得点する。お互いに中盤まではロースコアであったが、残り3分、#24田代が個人ファール2つ目を与えてしまい、一旦ベンチへ退く。すると、慶大の#22トカチョフ・サワ選手(国学院久我山高)にドライブを決められるなどして徐々に点差を離される。なんとか#6渡辺のドライブで得点するが、その後のシュートが決まらない。10-19の9点ビハインドで終える。

 

 

第2ピリオド、第1ピリオドとは一転、序盤からシュートが決まる。#35鈴木、#7國分大輔(経営2・名古屋大谷高)、#6渡辺が連続で得点すると、開始3分で19-19と追いつく。その後も#47藤田のカウント、#7國分のミドルシュートなどで得点しリードする。途中2点差まで追い上げられるものの、終了間際、#12岩野侑太(商3・岡山商科大附高)がミドルシュートを決め、31-25の6点リードで後半へ。

 

 

第3ピリオドは点の取り合いとなる。専大は#6渡辺、#24田代の3Pシュート、#47藤田のインサイドなどで得点するが、慶大も負けじと#22トカチョフ選手を中心に得点し、両者一歩も譲らない。終盤は、慶大の#19西戸良選手(洛南高)に3Pシュートを決められ、45-42の3点差にされるが、#24田代が3Pシュートを沈め逆転を許さない。48-44と僅かにリードして最終ピリオドへ。

 

 

第4ピリオド、序盤から幸先よく得点する。#6渡辺が相手のシュートをブロックすると、こぼれ球を拾い、#14高澤淳(経営1・市立船橋高)が3Pシュートを決める。その後は連携ミスなどで流れが悪くなり、開始4分半で53-53と追いつかれてしまう。しかし、直後のプレーで#14高澤が3Pシュートを連続で決め、再びリードする。だが、終盤、慶大の#10大元孝文選手(洛南高)に3Pシュート、#22トカチョフ選手にドライブを決められるなどして、61-61とまたもや追いつかれる。その後は堅いディフェンスで慶大のオフェンスをシャットアウトする。残り30秒、#13石上のミドルシュート、#14高澤のフリースローが決まり、勝負あり。67-61で見事にリーグ戦初勝利となった。

 

 

今年のリーグ戦は8連敗スタートと苦しい前半戦だった。今日の試合も苦しい立ち上がりであったが、去年のスタメンの#6渡辺、#24田代、#47藤田を中心に、粘り強く攻めた。また、これまであまり出場機会に恵まれていなかった#14高澤が計4本の3Pシュートを決め、勝利に大きく貢献した。明日からの後半戦は今日のような試合をすれば簡単には負けないであろう。巻き返しに期待したい。

 

(阿部 理志・文2)




▲#14高澤は要所で3Pシュートを決め、会場を沸かせた。


以下はコメント


佐々木監督
「第1ピリオドは10得点しか取れなかったことよりも、19点も相手に取られたことの方が大切。失点を意識すれば点も取れる。第2ピリオドで6失点に抑えこめたのは選手たちが悪いところを意識して改善できたから。負け試合のときは10点差とかになったとき、オフェンスばかりに意識がいっていた。大切なのはディフェンスとリバウンドだということに選手たちも気づいたことが、今日の白星に繋がった。
第2ピリオドで田代を出さなかったのは前半なるべく休めたかったから。今回は接戦になると思っていたから、後半の大事なときに田代がリフレッシュな状態でいて欲しかった。田代のファウルが多かったことが後押しとなって後半に向けて十分に温存できたと思う。あとは田代と交代で出した選手たちががんばってくれたのが良かった。
慶大は身長のないチームというのはわかっていたからリバウンドをもぎ取る勢いで取って欲しかった。第1ピリオド終わった後、第2ピリオドはリバウンドを取れれば勝てると選手たちに声をかけた。やるべきこと、自分たちの役割をチームのために全力でやれた。第4ピリオドで追いつかれたときも、状況的に苦しいのは相手なんだから焦らずにディフェンス、リバウンドを徹底すれば大丈夫だと思いましたね。
高澤のスリーポイントが入ることは知っていた。シューターは調子のいいとき悪いときがあるのは仕方のないことだから、あとはどれだけ自信を持って打てるか。今回、周りの選手たちが高澤をフリーにしようと動いて、フリーになったらパスをシェアしていた。そういった周りの努力、気持ちに答えて高澤がスリーポイントを決める。高澤もすごいが、そのシュートの過程で周りが高澤まで繋げられたことがすごい。今まではドリブルでディフェンスを崩して自分で決めるといった個人プレーが多かったので、良い方向に変わってきているのがわかる。
明日からリーグ後半戦が始まるが、本当にこれまで長かった。今日勝てたということはディフェンス、リバウンドを意識した結果が出たということ。しかし、まだ置かれた状況は変わっていない。後半戦もディフェンス、リバウンドを徹底してできることを全力でやっていきたい。」


田代選手
「ディフェンスとリバウンドを意識した。そこさえ頑張れば勝てると言われていたので練習してきた。その結果リバン20本差をつけて勝てている。1年の高澤くんのおかげで。今まで勝てる試合もあったが、なかなか勝ててなかったので、初勝利は嬉しい。あと半分、勝てるところには全部勝っていきたい。明日の対戦相手は前に負けている筑波大。同じ相手には負けられないので勝ちにいきたい。」


渡辺選手
「ディフェンスとリバウンドを徹底してできて勝てたのでよかった。3Pシュートは1本しか入らなかったけれど、シューターとしてイメージはできている。途中追いつかれたときは、恐怖感もあったが、落ち着いてプレーできたことが勝利の要因だと思う。明日から後半戦だが、1戦1戦大事に戦っていきたい。」


高澤選手
「この1週間、ディフェンスとリバウンドを意識したから慶大に勝てたと思う。ベンチにいたときから試合に出たら積極的にプレーして、チームを活気立てることを意識していたので、それができてよかったし、勝利に貢献できてよかった。明日からもがんばりたい。」