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2014.09.01
準硬式野球

【準硬式野球部】東都大学準硬式野球秋季リーグ 国士大第1戦 先発高橋の完投勝利で開幕戦白星!
8月31日に八王子市民球場にて東都大学準硬式野球秋季リーグ対国士大の1回戦が行われた。ラストシーズンとなる先発の高橋陽一(経営4・静岡商高)が9回12奪三振の好投で完投勝利を収めた。スコアは5-3。

 初回、2番・板谷雄太(文4・横浜隼人高)が右中間を越えるスリーベースを放ち、先制のチャンスをつくる。続く、3番・渡邉貴一(経営3・専大松戸高)が死球で出塁し、1死1,3塁。4番・椎谷祐貴(経営3・県岐阜商高)が8球粘り、迎えた9球目でのセカンドゴロの間に3塁走者・板谷が本塁生還し、幸先よく先制点をもぎ取った。しかし2回裏,3回裏と要所要所で三振を奪うもののタイムリーを浴び、あっという間に逆転を許してしまう。

 何としても点差を縮めていきたい専大は4回表、この回の先頭打者6番・神山琢郎(経営1・県岐阜商高)のツーベースで好機を作る。2死3塁となった場面で迎えたのは秋季から背番号を8に変更した猪股瑛司(商2・専大松戸高)。カウント2-2から放った打球はセンターへと転がりついに1点差に迫る。

 先発・高橋は毎回走者を出すも粘り強い投球を見せ、5回裏には三者凡退でリズムよく攻撃陣を後押しする。そんな高橋の粘る投球に応えたい攻撃陣がついに魅せた。6回表、5月3日東海大戦以来のスタメンとなった5番・風見健太(経営2・竜ヶ崎第一高)が初球から積極的に打ちに行き、ライト前ヒットで出塁する。続く、6番・神山の犠打で着実に得点圏にランナーを進める。迎えたバッターは初スタメンのルーキーである7番・今坂僚介(ネット情報1・常葉学園菊川高)だった。初球から振りぬいた打球はセンターを転々とし、タイムリーツーベースで同点に追いつく。

 そして逆転のチャンスが巡ってきたのは7回表。2番・板谷がツーベースで出塁し、失策と四球が絡んで2死満塁の場面で春季リーグからスタメンマスクをかぶる6番・神山が回ってきた。カウント1-0から放った打球はレフトに落ち、2塁走者・渡邉も生還し、見事な逆転2点タイムリーとなった。

▲逆転2点タイムリーを打った神山琢郎(経営1・県岐阜商高)

 2点の援護点をもらった先発・高橋は7回以降をしっかり抑え、約160球の熱投、12奪三振で完投勝利をあげた。春季リーグでは1勝4敗と苦しんだシーズンだっただけに大学野球最後のシーズンとへの熱い思いを感じた投球内容だった。初タイトルを狙う一味違ったエースの姿に期待できるシーズンの幕開けとなった。

▲圧巻の12奪三振で完投勝利をした高橋陽一(経営4・静岡商高)


専大 |100 101 200|5
国士大|012 000 000|3

完投勝利をした高橋選手のコメント
「(12奪三振について)狙っていったわけではないが、大学最多奪三振となったので良かった。1点で抑えれば苦しまずに済んだのが反省点」

逆転2点タイムリーを打った神山選手のコメント
「気楽に来た球を打つという気持ちで打席に入った。(9回の盗塁阻止について)一応、警戒はしていた。ジャストボールが行って良かった」

(齊藤 麻莉奈・経営2)