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2018.05.07
バスケ

【男子バスケ部】青山学院大との接戦を制し、7位で大会を終える

 5月6日、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場にて関東大学バスケットボール選手権大会が行われ、大会最終日に専大は7位決定戦で青学大と対戦した。2試合続けて1点差で惜しくも敗れている専大はこの試合も課題の立ち上がりで躓き、リードを奪われる展開となる。それでも後半に入ると流れを一気に掴む。前半27点と抑えられた攻撃が奮起すると、最大15点差あったビハインドを最終第4ピリオドで逆転。最後は相手のミスにも助けられ、83-80で青学大を破り大会を7位で終えた。


専大83(16-23、11-15、29-21、28-21)80青学大


スタメン

#88 重冨周希(経済2・福岡第一高)

#34 盛實海翔(商3・能代工高)

#10 大沢希晴(経営4・長野俊英高)

#48竹田寛人(文2・東海大諏訪高)

#30 アブ フィリップ(経営3・アレセイア湘南高)


 第1ピリオド、課題に挙げている立ち上がりでリードを許す展開となる。#30フィリップにボールを集めるも相手の厳しいディフェンスに得点をすることができない。#34盛實も得点を狙うが徹底したマークにあい、16-23とリードされ第2ピリオドへ。


 第2ピリオド、#9重冨友希(経営2・福岡第一高)のスティールから#16野口夏来(経済4・福大大濠高)の得点で好スタートを切る。#34盛實にもスティールから得点が生まれるなどディフェンスが機能し始める。しかし、青学大も徹底した守り意識から得点を重ねることができず、27-38とロースコアで前半を終える。


 第3ピリオド、これまで抑えられていた攻撃陣が奮起する。#30フィリップ、#48竹田がゴール下で強さを見せると、アウトサイドからは今大会で3Pシュート王を受賞した#10大沢、#34盛實の2人が得点を重ね、56-59と点差を縮め最終第4ピリオドへ。


 最終第4ピリオド、両チーム一進一退の攻防が続く。#30フィリップ、#34盛實を中心に得点し一時は逆転に成功するも、負けじと青学大も得点を重ねワンゴール差の展開となる。ここで見せたのは#10大沢。残り時間わずかとなった試合終盤に連続で3Pシュートを沈める勝負強さを見せる。この3Pシュートで5点のリードとすると、最後は相手のミスにも助けられ、最終スコア83-80で青学大に勝利。関東大学バスケットボール選手権大会を7位という結果で終えた。

▲#9重冨友希

▲#34盛實海翔

▲#48竹田寛人

▲#10大沢希晴

▲#46寺澤大夢


佐々木優一監督コメント

「(試合を振り返って)前の2試合、接戦を落としてしまうような、気持ち的にタフな試合が続いた。ルーズボールやリバウンドを大事にする、今までやってきたバスケを崩さないようにしようということを選手に伝えた。勝ち負けということよりも、課題に対する意識が見えたのが大きな収穫となった。相手にリードされた状態が長く続く我慢の展開が多い試合だったが、それぞれの選手が自分の仕事をこなすことができていた。リーグ戦につながるような試合になった。(大会を通して見えた課題、得たもの)リバウンドの重要性とボールへの執着心というものを再確認した。今までの試合だと3Pを打ったあとにそのままだった盛實が、シュートが外れると分かったら自分でリバウンドを拾いにいったり、全員でリバウンドに絡みにいっていたのは良かった。課題としては、オフェンスで足が止まり、誰もボールをもらいにいかない状況があった。ディフェンスではやられてはいけない選手にやられてしまうことが多々あった。また、全体的にシュート力、特にフリースローの確率をもっと上げていきたい。最終戦まで戦えたことで課題が多く見つけられた大会であった。(新人戦に向けて)今大会では試合に絡めなかった1年生は多くいるが、思い切りを全面に出して戦ってほしい。2年生にはリーダーシップに期待し引っ張ってもらいたい」


#34盛實海翔コメント

「(試合を振り返って)我慢の展開が続く試合だった。けど、自分たちのいいところを出すことができたと思う。接戦が続いたが、チーム全員で勝ち切れた。最後に勝って大会を終えられてよかった。リーグ戦につながる試合だった。(大会を通して得た課題)もっとシュートの確率を上げたいと思った。リバウンドにより絡んでいきたい。(これからについて)リバウンドやフリースローの確率など、課題がたくさん出てきた。それらをしっかり修正して、これからのリーグ戦に臨みたい」


#10大沢希晴コメント

「(試合を振り返って)試合の入りだしが悪かった。自分自身も第1ピリオドで2つのファウルをしてしまって何もできなかった。第3ピリオドでまた使ってもらって、チームの雰囲気も悪く、流れも悪かったので何とか変えたかった。勝てて良かった。(トーナメントを通して得たもの)今までは3番から5番ポジションの選手しかリバウンドに絡めていなかったが、1番2番の選手もリバウンドを意識できるようになった。それにコミュニケーションもよく取れていた。(次に向けて)リーグ戦までは期間が空くので、コミュニケーションを取り、リバウンドをしっかり意識していきたい。オフェンスはワンパターンなのでバリエーションを増やしていきたい」


#48竹田寛人コメント

「去年まで全くベンチに入っていなくて試合経験もなかったが、このトーナメントで、監督からディフェンス、特にリバウンドに関して入りからしっかりやるということを言われていたので、得点源になるようなディフェンスを心がけた。相手が大きければ大きいほどリバウンドを取るは難しくなるので、体の強さが大切だと思った。もっと回数取りに行って経験を積みたい。(新人戦に向けて)チームにインサイドが十分いない中で、小さくてもリバウンドを取りに行くことを頑張りたい。試合経験がある分、積極的に声を出していきたい」


#46寺澤大夢コメント

「(試合を振り返って)青学大はボックスアウト、ディフェンスが厳しいチームなので自分の仕事であるリバウンドを意識した。取れなくても絡むというところで自分のやることはできた。(トーナメントを振り返って)いろいろなチームと試合をし、経験することができた。高校とは体の強さが違うので、これからもっと強くしていきたい。(新人戦に向けて)5番ポジションでやると思うので、ローテーションディフェンスを強化していき、ディフェンスから入っていきたい」


(文=髙岡要・経済4、写真=冨樫幸恵・文4)