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2018.04.16
アイスホッケー

【アイスホッケー部】公式戦初勝利! GWSの末、激闘を制す

4月15日 秩父宮杯第66回関東大学アイスホッケー選手権大会inダイドードリンコアイスアリーナ 対大東文化大学 スコア 専大3-2大東文化大


  専大が公式戦初勝利を達成した。第1ピリオドで先制し、第2ピリオドでも追加点を加える。しかし、第3ピリオドでは相手の怒涛の猛攻撃により同点とされてしまうが、GKの#31須藤水晶(法3・北海道栄高)のファインセーブもありそれ以上の失点を許さずGWS(ゲームウィニングショット) に持ち込む。サッカーのPK戦と同様にシューターとGKによる1対1の両チーム3回ずつ行うこの勝負。専大は攻撃ではシューターの #58梶野恭平(法3・武相高)がゴールを決め、守備ではGKの#31須藤が相手のシュートをすべて防ぐ大仕事をやってのけた。専大は攻守の活躍が光り、公式戦初の白星を手にした。


≪スコア≫

専大3-2大東文化大

1P  1-0(シュート数15-8)

2P 1-0(シュート数7-12)

3P 0-2(シュート数6-24)  

GWS 1-0 (ゴール数1-0)

トータルシュート数(29-34)


≪ゴール≫ 

1P:15分36秒 #8滝本瑛士(法1・軽井沢高)

2P:18分24秒 #27園田啓人(法1・日光明峰高)


GWS 1 ×#27園田啓人


     2 〇#58梶野恭平


    3 × #91生駒虹樹(法3・武相高)


 第1ピリオドの開始直後から専大は攻めの展開を見せる。相手のGKに防がれるも積極的に攻め続け、相手にプレッシャーを与える。そして15分に#8滝本が相手GKの隙を突き、待望の先制点を決めた。


 続く第2ピリオドでは相手の反撃に遭い何度もピンチを迎えるが、GK#31須藤のファインセーブや堅い守りもあり相手の得点を許さない。そして反撃に転じると#89 髙橋雄介 (商3・北海高)と#58梶野のアシストで#27園田が決め、少ないチャンスをものにしリードする。

▲2点目挙げ、チームメイトと喜ぶ#27園田(右から2人目)

 このまま第3ピリオドで相手の攻撃を防ぎ逃げ切りたいところだったが、まさかの展開が待っていた。相手の捨て身の攻撃により開始1分、6分に失点しあっという間に同点とされてしまう。なおも流れは相手方に来ており、逆転の危機が迫るがGKの#31須藤や守備陣が必死に食い止めて決勝点を許さず食い止める。そして第3ピリオドが終わり、GWSで勝敗が決まることとなる。

 迎えたGWS(ゲームウィニングショット) 。先攻の専大は1人目の#27園田が失敗したものの2人目の#58梶野がゴールを決め勝利に王手をかける。そしてGKの#31須藤に勝利を託されることになる。チームの期待を一身に背負う須藤。その期待に応えるかのように相手のシューター3人のシュートを全て止める大活躍をやってのけた。勝利の瞬間、#31須藤は喜びを露わにし、チームメイトは駆け寄りベンチや観客席は大きな盛り上がりを見せた。激闘の末に勝ち取った白星だった。

 


▲勝利の瞬間、喜びを爆発させる#31須藤


▲主将の#29中澤勇祐(法4・駒大附苫小牧高) ら仲間は#31須藤に駆け寄り喜び合う

 新体制となり初めての公式戦勝利。この勝利は一層特別なものであろう。そして新生専大アイスホッケー部は新たなる一歩を踏み出した。このまま次の試合も勝利しさらなる上を歩み続けることを期待したい。



高橋裕一監督

「第2ピリオドの#31須藤の守りに尽きる。1失点でもしていたら終わっていたのでよく防いでくれた。#8滝本と#27園田も開幕戦と同様に1、2点目を決めてくれた。特に#27園田は残り時間少ない中で、ゴール前にいて決めたので、相手に非常に大きいダメージを与えられたと思う。スタープレイヤーがチームにいない中で、全員で戦えているので残り試合でもしっかり戦いたい。期待してください。」


山田瑛史ヘッドコーチ

「去年のリーグ戦では勝てなかったので、勝ちたいという気持ちだった。秋につながるいい経験ができた。自分たちの良いところを出しつつ、良くないところを直さないと勝てる相手ではないので、追いつかれた中での勝利というのは大きい。神大戦は一生懸命やるホッケーを出せるようにモチベーションを上げれば勝てると思うので、ゴールまでのプロセスを意識させたい。」


#29中澤勇祐主将

「終盤に追いつかれ、苦しい展開だったが乗り越えることができた。最後の2失点は気の緩みがあったが、ベンチで声を掛け合ったのでそれ以上の失点はさせないようにすることができた。須藤は自分たちが攻めている中でしっかり守ってくれているので、とても助かっている。(滝本、園田について)頑張ってくれているのはうれしい一方、自分たち上級生が引っ張っていかないといけない立場なので、3,4年生がもっと頑張らないといけないと感じている。(神奈川大戦に向けて)9位、10位の争いをしないといけないので、ミーティングで足りなかったところを詰めて絶対に勝ちたい。」


(髙橋玲央・法3、写真も)