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2017.09.08
テニス

【テニス部】平成 29 年度関東大学テニスリーグ(女子) 第2戦駒澤大学に勝利!

 9月5日、平成 29 年度関東大学テニスリーグが開幕した。専大女子テニス部が所属する2部リーグでは、専修大学、青山学院大学、駒澤大学、日本大学、東洋学園大学、立教大学の6チームで1部昇格をかけて熱戦が繰り広げられる。

 女子リーグ第2戦が9月8日、専修大学生田テニスコートで行われた。第2戦の相手は初戦日本大学に勝利し勢いのある駒澤大学。初戦の相手である青山学院大学に2-5で敗れた敗因の1つとしてダブルス2本を落とし流れに乗れなかったことが課題の専大は、ダブルスペアを変えて挑戦。ダブルス1に宮内梨奈(商3・秀明八千代高)・金澤あすみ(文2・鹿島学園高)、ダブルス2に鈴木葵(経済3・秀明八千代高)・高橋里佳(経済3・湘南工科大学附高)が出場した。鈴木・高橋ペアは6-3、6-2のストレートで勝利すると、専大に勢いを呼び込んだ。

▲専大の流れをもたらした鈴木(左)と高橋(右)

 接戦の宮内・金澤ペアは第1セットを落とすも仲間の勝利に背中を押され第2セットをブレークすることに成功する。良い流れのまま迎えたファイナルセットも見事競り勝ち4-6、6-4、6-3で勝利した。

▲ポイントを奪い、安堵の表情を浮かべる宮内(左)と金澤

 お昼の休憩を挟み、いよいよシングルスが始まった。シングルス2に登場したのは1年生ルーキーの坂本はな(文1・堀越高)。坂本にとって大学生初のリーグ戦となった第1戦の青学戦ではシングルス3に出場しタイブレークで競り勝つなど好調ぶりがうかがえる。この日、接戦が続くも要所での相手の良いプレーに押された坂本は第1セットを落としてしまった。

 続くセカンドセットではポジションを前にして攻撃的なプレーを展開した坂本に相手は対応できず、いきなり3ゲーム連取に成功する。このセットは終始主導権を握り、4つのブレークに成功した。しかし、その後ファイナルセットではサービスの安定しない坂本は、隙を突かれ2度のブレークを許してしまう。果敢に攻めるも息を吹き返した相手に押され流れを引き戻せず惜しくも敗れた。

▲ダウンザラインを決める坂本


 シングルス4には林夏鈴(経営2・湘南工科大付高)が出場した。第4ゲームまで接戦が続くもロブを主軸にしたチェンジオブペースで相手のミスを誘った林は、ここから4ゲーム連取し、危なげなく第1セットを取る。しかし、続く第2セットに入るとロブに慣れた相手に翻弄され始める。タイブレークまでもつれるものの惜しくもこのセットを落としてしまう。

 その後、ファイナルセットではお互いキープが続くも、第7ゲームで先にブレークに成功した林。しかし、迎えた第10ゲームで相手のラッキーショットが続きブレークバックを許してしまう。最後まで粘りのプレーを見せる林であったが、惜しくも敗れた。

▲ラリーを制しガッツポーズする林

 1試合を残し3対2という状況のなかシングルス3として出場した高橋。勝てばリーグ戦初白星となる大事な試合にプレッシャーがかかる。第1セット、お互いに様子を見ながらの試合展開で、高橋は先に2ゲームを連取する。しかしその後、相手に連続でゲーム奪われ2-2で並ばれてしまう。その後も、相手の粘りに苦戦しながらも果敢にネット前まで走り、ボレーやスマッシュを決めるなど攻めの姿勢を貫く高橋。5-4と追いつかれそうになるも何とか逃げ切ると、第1セットをブレークする。

 第2セット、相手は先ほどと同様に粘りと強打で攻めてくる。しかし、リードをしていることで気持ちに余裕を持った高橋はネット前に出るなど積極な攻めだけでなく、ロブを織り交ぜ守備も冷静に対処していく。4-1と高橋がリードするともう後がない相手はより厳しいコースを狙い、4-3と迫ってくる。しかし、高橋はスタイルを変えず冷静に展開すると、最後は何度もデュースを重ね見事に勝ち切り、専大の勝利が決定した。

 ▲長いラリーを制し、強くガッツポーズする高橋

 シングルス5には宮内が出場した。すでに高橋の勝利によって専大の白星は決まったものの、個別の対戦戦結果の勝敗数や、得失セット数、ゲーム数が左右される団体戦では1戦1戦の勝利が大切となる。第4ゲームで早くもブレークに成功した宮内はドロップショットなど相手の意表を突くプレーが功を奏し、第1セットを先取しリードする。しかし、続く第2セットでは相手のネットすれすれの強打に押され、このセットを落としてしまう。

 その後、迎えたファイナルセットではいきなり第1ゲームを落とすも宮内は気持を切らさない。相手の強打に慣れてきた宮内はそこからギアを上げ、6ゲーム連取で相手を圧倒し勝利を手にした。

▲強烈なフォアハンドを決める宮内


≪結果≫

○専修大5-2駒澤大

S1○鈴木2-0古川真実 (6-4.7-6(6))

S2●坂本1-2渡辺安美 (4-6.6-1.2-6)

S3○高橋2-0日暮春香 (6-4.6-3)

S4●林1-2福永雛乃 (6-2.4-6.6-7(5))

S5○宮内2-1梶谷亜未 (7-6(2).3-6.6-1)

D1○宮内・金澤2-1岩田愛永・日暮春香 (4-6.6-4.6-3)

D2○鈴木・高橋2-0梶谷亜未・岩本奈都季 (7-6(2).3-6.6-1)

(文=石崎愛奈・法3/高田康平・経営1/白鳥順也・経済1) (撮影=高田・白鳥)