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2017.09.02
スポットライト

スポットライトVOL.5 チームの大黒柱として清瀬杯に挑む 神山琢郎

専修大学体育会学生の中から、ある選手に焦点を当てていく企画「スポットライト」。いつも以上にクローズアップされた選手たちの姿を専スポがお届けしていきます。第5回は4番・捕手としてチームを牽引する準硬式野球部の主将にスポットライトを当てた。

 

 今月の5日から準硬式野球の全国大会である清瀬杯が大阪市内の各球場で開催される。今の4年生にとっては初めての全国大会だ。これまで主将として、チームをまとめてきた神山琢郎(経営4・県岐阜商高)。今回、清瀬杯を目前に控えた神山にインタビューを実施、大会に向けた意気込みなどを語ってもらった。


 ー清瀬杯の開催が近づいているなかで、ここまでどんなことに取り組んできましたか

今年3月の関東選手権、春リーグ、プレーオフとさまざまな試合を戦ってきて、結果が出た部分もありましたし、反対に課題が出たところもありました。今は自分たちの考えている理想のチームに少しでも近づけるように、清瀬杯でベストなパフォーマンスができるように練習しています。


ーチームの課題というのはどんな部分になるのでしょうか

やはりチャンスで1本ヒットが打てるかということですね。前に比べて良くはなっていますけどもっと良くなれると思っています。チャンスに強いというのは気持ち的なことも多いので、たくさん素振りをして、「これだけ振ったんだ」という自信をつけることが大事です。だからこそ素振りの回数は増やして、さらにスイングスピードを上げるということをしています。


―4年生にとっても初めての全国大会です

今までは関東のチームとしか対戦することがなかったので、全国にはどんなチーム、どんな選手がいるのだろうと少し興奮していますし、楽しみにしています。自分らの力が通用するのかなと少し不安もあるのですが、そういったことを含めて楽しみにしています。


―初めて対戦する学校がほとんどだと思いますが

高校生のときは初めて対戦する相手ばかりでしたし、何度も対戦している相手よりかえってやりやすいと思っています。探り探りの試合になると思いますが、新鮮な気持ちで臨めますので。


―1回戦に勝利すると翌日は試合が2つ組まれています。そこの不安はありますか

1日に公式戦を2試合やるのは初めての経験ですね。相手も分からないですし、暑さもありますし、少し不安もあります。1試合で力を出し切るわけにはいかないので、体力と投手陣の使い方がカギになると思います。


―大会で期待している選手はいますか

2人あげてもいいですか?投手なら阿部拓磨(経営3・専大松戸高)です。速球のスピードに磨きをかけたことで全体的な能力を底上げする事ができました。打たせて取る投球は基本的には変わりませんが、速球を詰まらせることができているのでピンチの場面では力で押しきる、なんてことにも期待しています。もう1人は中谷功大(法1・広陵高)です。彼は1年生ですが実戦経験も十分にありますし、何より試合中でも動揺せず落ち着いているように見えるところが強みですね。ミート力も高いので打撃にも注目しています。

▲今年はエース投手としてチームを勝利に導いてきた阿部拓(写真右)。清瀬杯の舞台でも好投が期待される

▲プレーオフではショートとして3試合にスタメン出場した中谷。1年生ながら内野の要を任され、安定した守備が武器だ

 神山は主将を務める傍ら、試合では4番・捕手として重要なポジションを任されている。主将として大事にしていること、チームにとって大事な役割を担っていることについても質問してみた。


―チームをまとめる上で大切にしていることはありますか

選手がいかにしてやる気を出せるか、モチベーションの部分ですね。どうしたらモチベーションが上がるのか、いい雰囲気を作れるかに関してはいろいろなことを考えました。さまざまな理由でどうしてものっていけないときというのがあって、そんなときどんな声かけをしていけばいいのかと、あるいは自分から率先して行動することもありました。明るくて元気なチームなので盛り上がるときは盛り上がるのですが、時には一線を越えてしまうといいますか、お遊びの雰囲気になってしまうこともあります。そういうときに雰囲気を引き締めるのが自分の仕事だと思っています。でも気持ちを締めるタイミングを間違ってしまうとせっかくのいい雰囲気も悪くなって試合に影響が出てしまいますし、難しいですね。ピシッと締める場面と、楽しみながらやる場面、何事もメリハリが大事です。


―主将と4番とキャッチャー、3つのポジションを任されているのは大変ではないですか

自分の主将としての仕事はチームの雰囲気を作ることです。それ以外の練習メニュー組みや事務的な仕事は主務の小林(祐士、商4・滝川第二高)や他の4年生がやってくれているのでそこまで重荷に感じることはありません。特に豊田(祥之、法4・盛岡大附高)には試合でのサイン出しや統括をやってもらっています。野球の知識も豊富ですし、彼にはとても助けられています。おかげで自分はキャッチャーと4番としての仕事に専念できますから。


―主将として思い出深い試合はありますか

今年の関東選手権と準決勝と決勝ですね。去年は3位だったのでそこは必ず越えよう、(全日本の)プレーオフには出ようという目標を立てていたので、準決勝で勝てたとき(4-3で勝利)は嬉しかったです。でも、そこで緊張の糸が切れてしまったというか、決勝では自分たちのプレーが思うようにできませんでした(0-3で敗北)。さっき話した試合の中での雰囲気作りの部分ですね。まずいなと思っていながらキャプテンとして何もできないまま終わってしまって……悔しかったですね。関東選手権では準優勝だったので、清瀬杯では優勝を目指します。


―最後に改めて、清瀬杯の意気込みを聞かせてくださ

舞台は変わってもやることは変えず、自分たちらしく今までやってきたことを出せるように頑張りたいです。明るく楽しく、いい雰囲気を出せたらと思います。ベンチから声を出すことや全力疾走というのは誰でもできることなので、そこは手を抜かず全力でやり抜いていきたいですね。



清瀬杯は4日に開会式が開催され、専大は5日に初戦を迎える。対戦相手は金沢大学校教育学類で、大阪府・大阪シティ信用金庫スタジアムにて午前9時より行われる。


(飛田翼・文3)