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2017.07.16
スポットライト

スポットライトVOL.3 1部復帰に燃える野球部主将・和田裕生

専修大学体育会、多くの選手が活躍する中、ある選手に焦点を当てていく新企画「スポットライト」。いつも以上にクローズアップされた選手たちの姿を専スポがお届けしていきます。第3回は1部復帰に闘志を燃やす野球部の主将にスポットライトを当てた。


 先月行われた入替戦に敗れたことで、秋は2部からの昇格を目指すこととなった野球部。森山恵佑(平29商・現北海道日本ハム)から主将の座を引き継いだ和田裕生(経済4・福岡大大濠高)は、今春より三塁手のレギュラーに定着。最後まで試合に出続けるも、チームは結果が出ず苦しい日々を過ごした。そこで、秋に向けて日々練習に取り組む野球部の主将である和田に、秋に向けた決意などを語ってもらった。


▲専スポのインタビューに答える和田。その言葉には強い思いが感じられた


―ここまで主将としてチームを引っ張ってきて

新チームが始動したときは、同級生が試合のベンチに入っていることが少なくて、もっと同級生を増やしてチームを引っ張っていきたいと思っていました。結果としてそれは難しく、下級生に負担がかかってしまいました。下級生が多いなか、「どうしたらチームがまとまるのか、どう引っ張っていけばいいだろう」と考えることも多くて、そこはキャプテンとしての役目を果たすことができませんでした。


―春季リーグを振り返って

秋のリーグ戦に向けて、個々がレベルアップする必要があるということをメンバー同士で話し合いました。秋で優勝して1部に戻るには、今までできなかったことをできるようにするしかない。特に、いかに点数を取るか、攻撃で足を使えるか、盗塁もそうだし、小技含め細かいところから練習していく必要があると思います。入替戦は緊迫した展開が続いて、送球1つにしても1球の重みというのを守備という面でも感じました。こうして結果が出なかったのだから、今までとは違う練習をしないといけないと思っています。


―結果が出ない中で貫いてきたことはありますか

「1つ1つのことにこだわっていこう」ということです。たとえ試合に敗れたとしても、時間は過ぎていくし、また次の試合がやってくる。負けたことを情けなく思っても仕方がない。負けが続いた時も試合や練習で投げやりにならないようにということは常に心がけていました。


―自身も三塁手として試合に出続けました

大学に入って初めて試合に出続け、3割も打てました。ホームランも打てました。けれど打点が少なかったです(7打点)。自分はずっと打点にこだわってきたので秋では15打点、20打点稼ぎたいと思っています。打点が増えればチームも勝てるようになるはずですから。また、試合に出続けることで、結果を出すにはこう準備しないといけない、こうしてメンタルを保たないといけないということが分かりました。試合のない週の過ごし方も大事だと感じました。

▲5月18日の中大戦でホームランを放った和田。ホームラン3本は春季1部リーグトップタイの数字だった


―立正大との入替戦を振り返って

チームは今思うと入替戦が決まるまで個人が持つ危機感が足りなかったのかもしれません。でも入替戦を前にして、もう1度ひとつになって絶対に勝ちたい、1部に残留しようと選手全員が目標に向かって同じ方向を向けました。チームが1つになれたからこそ、2部降格が決まってもすぐにみんなが必ず1部に上がろうという気持ちになりました。入替戦は負けてしまったけれど、3試合最後まで戦ったことは財産になったと思います。


▲入替戦第3戦、和田は先制のセンター前ヒットを放っている


―入替戦第2戦で初勝利

試合が終わった瞬間は飛び跳ねるくらい嬉しくて、自然とガッツポーズも出ました。同時に「勝つってこういうことなんだ。これが今まで目指していたことなんだ」と強く思いましたね。秋はあの喜びをもう1度味わいたいし、何よりもう絶対に負けたくないです。あの悔しさは二度と味わいたくないですね。


 和田は春季リーグ前のインタビューで、期待している後輩に福永裕基(文3・天理高)と山田克志(商3・東海大甲府高)の名前を挙げていた。福永は昨秋同様レギュラーの座につき、山田はこの春からレギュラーの地位をものにした。このことについても聞いてみた。

 2人のことは、前から必死に練習しているのをずっと見ていました。打率でも3割を残して、チームの中心選手になってくれました。レギュラーとして試合に出ることで責任感も持ってくれたはずです。期待通りの活躍をしてくれたことは、自分にとっても嬉しいです。成績を残すと、チーム内でも周りから注目されるようになります。だからこそ、秋は2人にその姿勢でも引っ張ってほしいです。自分だけのことを気にしていれば良いのではなく、チームの軸にならなくてはいけないと思っています。


―春は後輩が試合に出る姿も目立ちました

秋は3年生が中心になって、来年彼らが4年生になったときに1部でプレーするんだという思いを持ってほしいですし、後輩の力を信じたいです。そのためにも自分はみんながどうしたら気持ちよくグラウンドでプレーできるか、その部分を求めていきたいです。


―夏の期間にチームとして伸ばしていきたいところは

攻撃では監督からいつサインが出てもそれに応えられるようにしたいです。バント、エンドラン、盗塁にしても1発で成功させる力をつけないといけません。監督のやりたい野球ができるように動けるようになる必要があります。2部ではさまざまな球場で試合をすることになる。球場によってその環境やコンディションは異なるので、守備ではそれぞれに対応するために準備をしないといけません。負けたときにマウンドが合わなかった、このグラウンドでの経験が少なかったみたいな言い訳はしたくないですね。


―秋リーグが大学野球最後のリーグ戦になりますが

自分にとって最後のシーズン、しっかり準備して臨みたいです。元々入学した時から、4年の秋に1番いい成績を残したいと思っていました。残りの期間、悔いのない毎日を過ごしたいです。秋は笑って終われるように、そのためには何としても勝ちたいです。チームが勝つためなら自分は嫌われてもいいと思っています。チームがぶれないように、自分の考えを言い続けていきたいです。勝つために自分にできることがあれば、何でもやります。


―最後に、応援してくれる人にメッセージをお願いします。

たくさんの人が野球部を応援してくれていることはとても嬉しいです。試合中にスタンドを見ると、本当に多くの人が試合を見ているんだと感じました。そういう人のためにも勝ちたいと思っています。入替戦で初めて勝ったとき、たくさんの人から「おめでとう」「ありがとう」と言ってもらって、とても嬉しかったです。応援してくれるみなさんを笑顔にしたいです。みなさんのためにも1部に昇格します。


 グラウンドでは誰よりも声を出し、味方を鼓舞してきた和田。勝利に対する執念や闘志を前面に出すその姿勢から、チームメイトからは「熱男」と呼ばれている。気持ちを前に出して戦い、攻守において躍動するこの男の活躍が、きっとチームを1部復帰に導いてくれるはずだ。


(飛田翼・文3)