News

最新ニュース


2014.06.08
ハンドボール

春季菅記念ミニミニカップ予選B組 接戦を制し、1勝1敗で予選の戦いを終える

 6月8日、平成26年度春季菅記念ミニミニカップが国士舘大学多摩キャンパス体育館で行われた。予選は3チームによる総当たり戦のため、初戦で敗れた専大は負けると勝ち上がる望みが絶たれてしまう。そんな逆境の中、秋から同じ3部リーグで戦うことになる東大Aとの熱戦を制し、1勝1敗で専大は予選の全日程を消化した。

 

 

 第1セットは両チームの集中した堅い守りを互いに崩せず、6分を過ぎても2-2とロースコアの試合展開となった。そんななか、山内康督(法2・桐蔭学園高)のシュートのこぼれ球を高野賢太(人間科学3・新潟江南高)が押し込み、専大が勝ち越しに成功。

 

 その後は再び少し膠着状態が続くも、専大守備陣は集中を切らさない。すると、その守備が攻撃に繋がる。8分に日高太貴(法2・専大松戸高)が相手のパスをカットし、そのまま独走してゴール。相手のパスカットから直接得点したため、専大に2点が入った。

 

 この得点で5-2とリードを広げた専大は、ここから一気に畳みかける。中島俊輔(経済3・専大付高)が技ありループなどで連続得点を挙げる活躍もあり、15分には9-3。その後立山貴生(法4・九州学院高)が2連続得点で3点を追加。残り10秒を切ったところで失点を喫するも、12-4で第1セットを先取した。

 

 

 第2セットは専大のGK・清水亘(商2・桐光学園高)の好セーブ、好送球から中島のゴールが生まれ、専大が先制した。すぐに追いつかれてしまうが、木村健人(ネット情報3・玉野光南高)の得点で勝ち越し、中島の得点で3-1とリードを広げる。

 

 その後は両チーム点を取り合い、第1セットとは打って変わってハイスピードな試合運びとなった。4-3と1点差に迫られたところで新村友哉(法3・東海大菅生高)が決めて5-3とするが、すぐに取り返されて5-4。なかなか相手を突き放すことができない。

 

 するとここでミスが出てしまい、パスカットからそのままゴールに叩きこまれて5-6と逆転を許してしまう。しかし、こういう場面で頼りになるのはやはり主将の新村。ここで連続ポイントを与えてしまうと相手を勢いづけてしまう恐れがあったが、きっちり新村が得点して流れを切った。

 

 そして、試合は同点のまま残り5分を迎える。この場面で先手を取ったのはまたも専大だった。山内がなんとかボールをゴールに流し込み、7-6と一歩リード。その後互いに1点ずつを取り合い、8-7となった15分。立山が相手の反則を受け、7mスローを獲得した。確実に決めて突き放したいところだったが、惜しくも相手GKの好セーブにより得点ならず。

 

 すると、このプレイで相手は活気づき、8-8の同点に追いつかれてしまう。そして同点のまま時間は残り1分を切った。試合終了の時が刻一刻と迫ってくる。そして残り30秒となった時、新村が最後の力を振り絞り、相手ゴール前に飛び出した。新村の手から放たれたボールは、見事にゴールネットを揺らした。土壇場で専大は勝ち越しに成功したのであった。

 

 相手も最後まで諦めずに攻めてきたが、最後のシュートはわずかにゴール左上へと外れ、試合終了。9-8という接戦となったが、第2セットも専大が制し、セットカウント2-0で専大の勝利となった。

 

 

 この結果、専大は1勝1敗で予選を終え、国士大Cと東大Aの第3戦の結果によって順位が決まることとなった。



 後日行われた第3戦で、国士大Cが東大Aを下したため、専大は予選2位となり、惜しくも予選通過はならなかった。

 

 

▲得点を決め、ガッツポーズする山内


▲決勝ゴールを挙げた新村


 

以下は選手のコメント

 

新村主将

「(1勝1敗という結果については)1試合目は相手が強かったので仕方ないと思っている。2試合目は、秋から同じリーグで戦うことになる相手だったので負けたくなかった」

「(秋のリーグ戦は)3部に上がったばかりなので、ひとまず負けないことを目標にやっていきたい」

 

 

 

(安江 祐輔・経済3)