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2017.01.07
スピードスケート

【スピードスケート部】インカレ2日目 土屋・近藤が1位に輝く

 第89回日本学生氷上競技選手権大会の2日目(苫小牧市ハイランドスポーツセンター)は男子5000m、男女1000mが行われ、専大は5000mで土屋良輔(経営4・嬬恋高)が、1000mで近藤太郎(経営4・駒大苫小牧高)がそれぞれ優勝した。土屋はタイム6分36秒65で、リンク記録、大会記録を更新する快走だった。近藤は高校時代を過ごした苫小牧の地で優勝、タイム1分11秒65でリンク記録を更新した。2日目を終えて、専大は学校対抗得点で101点を獲得して、全体の首位に立った。


≪各選手の結果≫

▽男子5000m

岩下稜(経営2・小海高) タイム7:23.10 (20位)

小川翔也(文4・北海道池田高) タイム6:51.54 (3位)

土屋良輔  タイム 6:36.65 (1位) 大会新記録・リンク新記録

 土屋は最後まで31秒台をキープ。安定したラップを刻み、落ち着いた滑りを見せた。レースを終えてタイムを見たときには思わずガッツポーズも出た。


▲競技後の土屋(写真右)・小川(写真左)。土屋は応援してくれた仲間の声援に応えた。 


▲表彰式の様子。右が小川で中央が土屋


●競技後のコメント

土屋

「無難だけど、いいレースができたと思っている。リンク記録は抜けるだろうと思っていたが、大会新記録を出せるとは思っていなかった。まさか36秒台が出るとは思ってなかったので。コースの周りでみんなが応援してくれて、その声を聞いて落ち着いた滑りができた。ガッツポーズは応援してくれた仲間を鼓舞するという意味でも自然に出ました。インカレは学校対抗の大会なので」

小川

「去年も2位になった選手(信州大学・一戸誠太郎さん)に負けているので、その選手には勝ちたかったなという思いがある。ラスト4週、ラップが33秒台になったときは苦しかったが、最後は気持ちを出して滑りきった。満足はしていないけど、主将として最低限の仕事はできたかなと思っている。応援してくれる人の声を自分の力にすることができた。まわりの応援が本当に心強くて、感謝している」


▽男子1000m


池田崇将(経営4・白樺学園高) タイム 1:13.28 (4位)


辻本一史(経営2・帯広農業高) タイム 1.13:54 (5位)


近藤太郎 タイム 1:11.79 (1位) リンク新記録


 近藤は今回のインカレの会場である苫小牧市にある駒大苫小牧高校の出身で、「最後のインカレが苫小牧で行われることに不思議な縁を感じる。懐かしい気持ちになる」と話していた。「苫小牧は第2の故郷、ハイランドスポーツセンターはホームリンクのようなもの。この場所で変な滑りはできない」。昨年の12月に胃腸炎を患い、コンディションは決して万全ではなかったが、慣れ親しんだ苫小牧の地で見事結果を出してみせた。

▲レースを終えた直後の近藤。タイムを確認すると「よしっ」と声を上げ、その喜びを全身で力強く表現した

▲4位に池田(写真左)、5位に辻本(写真右)と、エントリーした3選手全員が入賞を果たした


●競技後のコメント

近藤

「コンディションも良くなくて不安もあったけど、無事優勝できてホッとした。昨年は諸事情でインカレに出られなくてずっと心残りに思っていた。インカレは大学生にとって特別な大会。他の大会とは違う緊張感があったし、いつもより緊張していたかもしれない。年が明けて最初の大会でこういう滑りができてよかった」

池田

「もう少しタイムを縮めたかったというところはあるが、それでも思っているよりはいい滑りができた。明日に繋がるレースだった」

辻本

「自分より先に池田先輩が滑って、先輩には負けたくないという思いでレースに臨んだ。スタートでミスしてしまい、そのまま終わってしまったところには悔いが残る。自分はスタートで勝負をかけているので」


 また、2日目には昨日行われた500mの表彰式も開かれ、同競技で3位になった辻本が表彰台に上がった。

500mについての辻本のコメント

「専修は500mの選手が少ないので、そこで結果を出せたのは良かった。記録は良かったけど、少し動きが硬かったかもしれない。それでも昨年と違って表彰台に上がることができて、力がついてきたことを自分でも実感できた」


 2日目は土屋・近藤の両名が優勝する活躍もあって、得点を大量に獲得。専大は1日目が終わった時点では3位だったが、二日目の競技を終え一気に首位に浮上した。総合優勝に向け、明日以降のレースでも期待がかかる。(飛田翼・文2 写真も)