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１５安打１０失点とエース髙橋礼（商３・専大松戸高）を筆頭に投手陣が踏ん張り切れなかった。打線は終盤に副主将・伊與田一起（経営４・明徳義塾高）が意地の一打で得点するなど反撃に転ずるが、序盤から終盤にかけての失点が響き、完敗。國學大戦３戦目から通じて、まさかの４連敗となってしまった。
▲意地の一打を放った伊與田
５月１８日 対中央大 第１回戦
専大｜０００｜０００｜０１２｜３
中大｜００４｜０１１｜１３×｜１０
今季初顔合わせとなった中央大との一戦。先発のマウンドにはエース髙橋。その髙橋がピリッとしない。１、２回をなんとか無失点に切り抜けるも３回裏、連打と死球で満塁のピンチを作る。なんとか踏ん張りたいが甘く入った初球をライト線へ痛打され、二人のランナーが生還。続くバッターに走者一掃のタイムリー３ベースヒットを浴び、この回４失点。５回裏にも１点を失い、髙橋は５回で降板。そのあとを受けた投手陣も中大打線の流れを止めることができず、徐々に点差を広げられ、３人の投手を合わせ１０失点と試合を作ることができなかった。
▲先発髙橋
▲スタメンマスクをかぶった大橋将（経営２・天理高）
打線は相手先発に５回まで２安打と封じ込まれ反撃の糸口をつかめない。終盤に入り、８回ようやく伊與田のライト前タイムリーヒットで１点を返す。続く９回の代打攻勢で、１年坂口漠弥（商１・天理高）がレフトへタイムリーヒットを放つなど２点を奪い、反撃するも及ばず、中大との初戦を落とした。
今季最終カード。見据えるのは秋のリーグ戦。なんとか連勝し勝ち点を奪って、勝負の秋へ。
すでに秋への戦いは始まっている。
（大河原佳也・文２、写真も）
以下コメント
齋藤正直監督
「ピッチャーがしのげなかった。相手バッターに対するバッテリーの研究心が足りない。夏は寝ないで練習です。」
主将・森山恵佑（商４・星稜高）
「勝つことだけを考えて臨みました。(相手先発の印象)思った以上にまとまっていた。荒れ球も無く、的を絞ることが出来なかった。今日は完敗でした。だから明日はその逆の展開に持ち込んでやり返します。明日勝って勝ち点を取って終わりたいと思います。」
２安打１打点の副主将・伊與田
「前半戦調子が良かったが亜大戦で打てなく、悔しかった。いつもサポートに回ってくれていた４年生がチャンスで回してくれたので集中して打席に入り打てたので良かった。今日は負けてしまったが切り替えていくしかない。」
▲守備でもチームを引っ張る副主将・伊與田
先発髙橋礼
「春の優勝がなくなった中、今日のピッチングは、秋に向けて勢いづけられるように、また、締まった試合になるようにと思って投げた。大橋の調子が上がっていたので、今日、バッテリーを組むことになった。変化球を中心に組み立て、相手バッターをよく見て、打たせて取るピッチングを心がけた。」
最終回にタイムリーを放った坂口
「代打で出る順番が３番目だったのでチャンスで回ってくるという心の準備はできていた。つまったが良いところに落ちて良かった。明日明後日と勝って秋につなげていきたい。」
▲代打でタイムリーを放った坂口
