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2016.05.08
準硬式野球

【準硬式野球部】先発・阿部拓磨の力投も、あと一歩及ばず 悔しいサヨナラ負け

5月8日 対中央大2回戦 (上柚木公園野球場)

  <スコア>

専大|000|010|100 |2

中大|000|001|002×|3

 

 

5月5日に行われた1回戦では完封負けを喫し、悔しい中で挑んだ中央大との2回戦目。主将、エースなどの主力を欠く中、迎えたが、接戦で互角に渡り合った。しかし、最後の最後で逆転され、サヨナラ負けとなった。

 

~スターティングメンバー~

1(左)上野滉平(経済1・県岐阜商高)

2(遊)阿部竜希(経済3・専大北上高)

3(中)桂川海輝(経済2・専大北上高)

4(一)大野恵和(経営2・専大松戸高)

5(三)今坂僚介(ネット情報3・常葉菊川高)

6(捕)神山琢郎(経営3・県岐阜商高)

7(指)風見健太(経営4・竜ヶ崎第一高)

8(二)杉山滉生(経済2・専大北上高)

9(右)福井亮太(商3・県岐阜商高)

P 阿部拓磨(経営2・専大松戸高)

 

 先発・阿部拓が初回からテンポ良く投げ、良い形で試合を作っていく。ランナーを出す場面もあったが、根気強く、持ち味の打たせて取るピッチングで5回まで0点に抑える。

 

▲先発・阿部拓磨

 阿部拓の好投に応えたい打線だが、あと1本が出ず、なかなか得点を奪えない。しかし、5回裏、主将代理を務めている風見がノーアウトから2ベースで塁に出る。続く杉山が送りバント。ここで相手投手が一塁へ悪送球し、思わぬ形で先制。そしてそのまま追加点と行きたかったが、後続が続くことができず1点止まり。

 

 6回裏の守備。1アウトからヒットでランナーを出し、盗塁や守備のミスでランナー3塁に置き、セカンドゴロを打たれ、あっさり同点とされる。

 

 しかし、次の回に四死球でランナーを溜めると1年・上野がライト前にヒットを放ち待望の追加点を挙げ、スタメン起用に応える。

 

▲スタメン起用に応えた上野

 そしてリードを保ち、迎えた最終回。最後のマウンドにも先発・阿部拓の姿があった。しかし先頭を四球で出すと、ここまで再三、好フィールディングをしてきた阿部拓がバント処理の際に悪送球をし、サヨナラのランナーまでも出してしまう。ここをきっちりとバントで送られ、1アウトランナー2、3塁。この試合ピンチを作りながらも粘ってきたが、ストレートをセンター前に弾き返され、逆転サヨナラ負け。

 

 悔しい、悔しい敗戦となってしまったが下を向く者はいない。「まだ全日本への可能性があるのでそれに向けてやるだけ」と風見は前を向く。主将、エースなど主力不在で強豪中央大と互角に渡り合った。負けはしたが、プラスの面も多くあったこの試合。次につなげ、ぜひ全日本への切符を掴んでほしい。

 

 

以下コメント

 

主将代理を務めた風見

「最終回、続投か継投かという反省はあったがそれ以前に点を取れる場面で取れなかった。精神的に相手のほうが強かった。でも勝てた試合だった。あそこで抑えられる強さがなかった。まだ全日本への可能性はあるのでそれに向けてやるだけ。」

 

 

先発・阿部拓

「最後がすべて。途中まで我慢強く投げれたと思うが最後は自分で出したランナーを自分で進めてしまって自分で打たれた。自分は打たせて取るピッチャーだから守ってもらわなきゃ成り立たないのに最後はひとりよがりで投げてしまった。長いイニングを投げるには下半身や肩のスタミナが必要。試合を作って9回を1人で投げぬいてこそエースだと思うので最後まで投げぬけるピッチャーになりたい。」

 

 

(大河原佳也・文2)