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2014.04.12
バレー

春季リーグ第1戦対慶大 初戦白星で好調な滑り出し!

  4月12日、日本体育大学世田谷キャンパスにて、2014年度春季関東大学リーグ第1戦目である対慶大戦が行われた。各校が新チームでの初試合となる。専大はチームの司令塔としてセッターを務めてきた山本湧(商4・東亜学園高)が新主将となり、チームを牽引する。対する慶大は、前年度スパイク賞を受賞するなどした柳田将洋選手(#1)が新主将として新チームを引っ張る。両チームとも初戦は、今リーグの流れを掴む重要な試合であるために勝利したいところである。専大はリーグ前にセッターの山本、ミドルブロッカーの高橋拓也(経済3・東亜学園高)、サイドの小川猛(経営2・桐蔭学園高)の3人が負傷し、今試合までに復帰が間に合わなかった。そんなピンチの中でスターティングメンバーに起用された小森郁己(経営1・佐賀商高)、船倉拓登(商1・清風高)、井上創太(経済1・東福岡高)が一年生ながらにも懸命なプレーを魅せた。また、キャプテン不在のチームの中、新副キャプテンとなった藤中謙也(経営3・宇部商高)がプレーの面でもチームを支え、慶大にセットカウント3―1で勝利した。見事初戦を白星で飾り、好調な滑り出しを見せた。

 

  第1セット目。互いに連続得点を重ねるが、中盤から慶大が着々と得点し、徐々に離されてしまう。慶大の安定した攻撃力を止め切ることができず、20―25でこのセットを落としてしまう。

  第2セット目。序盤から専大がリードをみせる。相手のミスが目立つ一方で、専大はミスを最小限に抑え、スパイクやブロックで得点していく。最後まで追いつかれることなく、25―22でこのセットを奪い返す。

  第3セット目。藤中のスパイクや小森のサービスエースで好調なスタートを切るが、その後ミスが続いてしまい、相手にリードを許してしまう。なかなか点差が縮まらないところに、専大はうまくタイムアウトを使い、流れを変える。1、2点差がというところまで追いつくが、慶大にマッチポイントを取られてしまう。粘りをみせたい専大であったが、相手の二連続ミスに救われ、デュースに持ち込む。専大がそのまま流れを引き込み、26―24で逆転し、このセットも連取する。

  第4セット目。専大はスパイクだけでなく、ブロックもうまく機能し始め、安定して得点していく。中でも藤中が爆発的な活躍をみせ、チームを引っ張る。中盤で逆転される場面も見られるが、終盤できちんと追い上げをみせ、25―23で試合終了。セットポイント3―1で勝利を収めた。

 

  明日、第2戦は同場所にて日体大と対戦する。メンバーに不揃い且つ完全アウェーとなるが、本日同様藤中中心に専大バレーが繰り広げられることに期待したい。


(金高結・文3)


以下コメント

吉岡監督
「藤中を筆頭にうまくまとまってくれてよかった。彼のポテンシャルが出てきた。今日はベンチに山本、長友もいたから、2人の指示もあってやりやすかっただろうと思う。去年までは個人個人に自由のプレーをさせていたが、今年は専修大学というチームとして成熟した、まとまったチームに仕上げなければならない。明日以降も厳しい戦いが続くが頑張る」

山本主将
「(目の負傷で試合には出場しなかったが、)ベンチで見ていて、中でプレーしていたらわからないことが見えて、勉強になった。去年までは自由にできたが、今年はキャプテンとしてチームをまとめていかなければならない。チームのことを考えてプレーする。けが人が多いけど優勝する」

藤中選手
「メンバーが揃っていないから、自分がやらないと、という思いだった。なんとか勝てたのでよかった。去年まではキャプテン、副キャプテンについていくだけだったが、今のチームはキャプテンも怪我で不在なので、自分がキャプテンだという気持ちでやった。リーグの目標はもちろん優勝。4月いっぱいはこのままのメンバーだと思うので、引っ張っていく意識でやっていきたい。明日以降も目の前の相手に全力で臨んでいきたい」