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2016.05.03
準硬式野球

【準硬式野球部】春季リーグ戦 東海大に敗れる

◆5月3日 東都大学準硬式野球春季リーグ戦 vs東海大 第1回戦 八王子市民球場

 5月3日に八王子市民球場にて東都大学準硬式野球春季リーグ戦、東海大学との第1回戦が行われ、1-3で敗れた。専大は2回表、9番猪股瑛司(経済4・専大松戸高)のタイムリーヒットで1点を先制して試合を優位に進めるかと思われたが、先発の阿部拓磨(経営2・専大松戸高)が4回、5回と連続で失点し勝ち越しを許した。打線は11安打を放ちながら1得点に終わり、最少失点でふんばった投手陣を援護できなかった。

【試合結果】

専 大|010 000 000|1

東海大|000 110 100|3

○スターティングメンバー

1(指)金子翔馬(法4・新潟明訓高)

2(右)福井亮太(商3・県岐阜商高)

3(中)桂川海輝(経済2・専大北上高)

4(三)大野恵和(経営2・専大松戸高)

5(一)風見健太(経営4・竜ヶ崎第一高)

6(捕)神山琢郎(経営3・県岐阜商高)

7(遊)今坂僚介(ネット情報3・常葉菊川高)

8(二)山口剛史(商2・伊勢崎商業高)

9(左)猪股瑛司(経済4・専大松戸高)

P   阿部拓磨(経営2・専大松戸高)

 ここまでリーグ戦の1試合目は4年生の藤後彰太(経営4・県岐阜商高)が先発していたが、この日は2年生の阿部が先発投手としてマウンドにあがった。

▲先発投手の阿部拓磨 変化球を効果的に使い、緩急を生かした投球を見せた(撮影=飛田)

 

その阿部は初回いきなり先頭バッターにヒットを許すも次打者の送りバントを自身の好フィールディングで1塁走者をアウトにし、相手に好機を作らせない。結果この回を0点に抑えるとその直後2回表の攻撃、先頭の風見がセンター前のヒットで塁に出ると続く神山が四球を選びノーアウト1,2塁とした。7番の今坂が三塁線ぎりぎりに転がる絶妙な送りバントでチャンス拡大、1アウト2,3塁とした。8番山口はファーストゴロに倒れるも続く9番猪股が三遊間を鋭く破るレフト前タイムリーを放ち、専大が先制点を奪った。

▲先制のタイムリーヒットを放った猪股 ベンチに向けて力強く拳を上げた(撮影=飛田)


 味方から1点をもらった阿部は2回、3回を三者凡退に抑え、上々の立ち上がりをみせる。しかし4回裏、1アウトから左中間に飛ぶ大きな当たりを打たれると相手打者は俊足をとばして3塁に到達。この日最初のピンチを迎えた。次打者は三振を奪い、2アウト3塁とするも、そこから三塁線横を破る痛烈なタイムリーツーベースを打たれ同点とされた。この後ヒットを1本打たれピンチが拡大するも、追加点は与えずなんとかしのいだ。

追いつかれた専大、5回表は3番桂川のヒットと続く大野の送りバントでランナーを2塁に進めるも、5番風見、6番神山がそれぞれ凡退し得点は入らず。

5回裏、先発の阿部は2アウト1,3塁のピンチを迎える。ここをしのいで味方の反撃を待ちたかった阿部だが、レフト方向へ上手く打たれこれが1点タイムリーに。リードは2点に広がった。

さらに7回裏、阿部が先頭打者に投じた初球、変化球をバックスクリーンにまで運ばれ3点目を失った。ここまで2失点に抑えてきた専大にとって重苦しい追加点となった。

 

 8回表、専大は神山、今坂の連打でチャンスを作ると、続く打者は守備から途中出場の五十嵐。反撃に転じたい場面だったが、ここで2塁走者神山が飛び出してしまい牽制死。五十嵐は相手のエラーで出塁するも猪股は4-6-3のダブルプレーに倒れ無得点に終わった。

 先発の阿部は8回失点で降板。9回からは岡本和記(商3・金光学園高)が登板した。岡本は1アウト2塁のピンチを迎えるが高めのボールで三振を奪うなど、この回を無失点に抑えた。

 

 最終回、専大の攻撃は1番金子からの好打順。しかし、金子は2ストライクまであっという間に追い込まれてしまう。体勢を崩しながらもなんとかバットに当てた打球は大きく跳ね上がり、金子は執念のヘッドスライディング。主将の気迫こもったプレーにベンチも大きくわいた。ここからチャンスを広げたかったが次打者の福井は4-6-3のダブルプレー。相手投手の前に思うような攻撃ができない。続く桂川は空振りの三振でゲームセット。専大は先頭打者が合計8度出塁したが好機を作れなかった。

試合後インタビュー

金子主将

「初回から積極的に攻めていこうということで、先制点は取れたが攻撃のところどころでミスが目立ち、試合の流れをつかめずそのまま相手に逃げられてしまった。チャンスで1本出なかったというよりは一連の流れ、攻めのリズムを作れなかったので点が取れなかった。先発を阿部に任せたことだが、特にこれといった深い理由はない。次の試合は藤後が先発する。阿部は球が少し浮くこともあったが要所でよく抑えてくれた。野手陣が阿部を援護できなかったのが悔しい。今日は相手に気持ちの面でも負けていた。次は勝ちたいという気持ちをもっとプレーにも出していきたい」

先発した阿部拓磨投手

「表の攻撃につながるような投球ができず、チームに勢いを呼びこめなかった。先頭バッターにヒットを許し、常にランナーを背負いながらのピッチングになった。次投げるときは今日の反省を生かして、チームに勢いをもたらせるような投球をしたい。内容にもこだわりたい」


追記 5月4日に予定されていた東海大学との第2回戦は天候不良のため中止が決定したことをお知らせします。

(飛田翼・文2)