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2016.04.07
準硬式野球

【準硬式野球部】 春季リーグ開幕特集 金子翔馬主将インタビュー

 4月3日、準硬式野球の平成28年度春季リーグ戦が開幕した。平成21年秋以来のリーグ戦優勝を目指す専大は、9日から上柚木公園野球場にて帝京大学との一戦に挑む。そこで、専大準硬式野球部の主将である金子翔馬(法学部新4年・新潟明訓高)にインタビューをし、先日おこなわれた関東地区大学準硬式野球選手権大会の振り返りと、リーグ戦への展望を聞いた。



―選手権大会を振り返って

「ウチのチームは打撃力を強みにしている。準々決勝の國學院戦まではバッターが打つことでリズムがつかめた。その後はなかなかヒットが生まれなかったので完璧ではなかったが、チームとして力は出せたと思っている。大会を終えて感じたのは、チームの雰囲気が以前より良くなったということ。トーナメントはチームの勢いという部分も大事で、みんなが積極的に声を出していく雰囲気ができ、ベンチも盛り上がった。 また、これまではピンチを迎えると相手の勢いに圧倒されて点を失ってしまうことが多かったが、ピンチの場面でも平常心を貫き、良い雰囲気のまま相手に流れを渡さない守りをすることができた」


―活躍した選手を挙げるとすれば

「野手なら福井(商3・県岐阜商高)と桂川(経済2・専大北上高)。2人はチャンスの良い場面でよく打ってくれた。彼らにはリーグ戦でも活躍を期待している。藤後(経営4・県岐阜商高)、阿部拓(経営2・専大松戸高)、岡本(商3・金光学園高)ら投手陣は想像以上に良い働きを見せてくれた。 負けてしまった1試合も投手は結果を出しているし、本当に良く抑えてくれた」


―大会中に見つかった課題はあるか

「序盤こそ得点を多く上げることができたが、大会が進むにつれてスイングのスピードが鈍るようになってしまった。それに伴って得点力も落ちたのでスイングの力を最後まで保てるような体作りに励んでいる。リーグ戦でも「打ち勝つ野球」で勝つことは変わらない 力強いスイングができるように振る力を強化したい」



 準硬式野球部は専用のグラウンドがなく、なかなか満足のいく練習ができない。それでも選手たちは限られた環境下で工夫を重ね、試合で数々の結果を残している。チームを代表して、日々の練習について聞いてみた。


―春季リーグ戦に向けてどんな練習をしているか

「大会の課題を踏まえて、振る力の強化のため素振りの量を増やしている。それに加えて今までの練習では勝てないと気づいたので、同じ時間でもより充実した質のある練習になるよう工夫を重ねている。また、ウチは『活気のあるチーム』ということで、試合で大きな声を出すために練習中から積極的に声を出すよう心がけている」


―練習環境が限られた中で何か工夫をしていることはあるか

「他の大学は広いグラウンドで実戦形式の練習をしているとおもうが、ウチは自分たちのグラウンドがないので同じような練習ができない。その分、力強いプレーをするにはしっかりとした体の土台が重要ということで、体作りや筋力トレーニングを重視している。土台ができていれば実践練習で身に付くのもより早くなると思っている」

 

 日々の練習について聞いたところで、次はリーグ戦に関する質問をぶつけてみた。


―ライバルチームとして意識する学校はあるいるか

「秋リーグは3位だったのでその上にいる日大と中大はもちろんだけど他のチームも実力は非常に拮抗しているので上を見ながら戦う余裕はない。相手がどこだからというわけではなく1試合1試合目の前の敵を倒していくつもりでいく」


―試合ではどういう戦い方をしたいか

「リーグ戦でも攻撃力を重視した戦いをしていくつもり。チームのバットで先制点、中押し点、ダメ押し点と最後まで攻めの姿勢を緩めず、最後まで相手に主導権を渡さない戦い方をしたい」


―リーグ戦のキーマンをあげるとしたら

「キーマンは「自分」です(照れ笑いをしながら)。1番打者である自分が打てば、試合の流れをチームに引き寄せることができると思っている。この前の大会では自分がブレーキとなってしまったので、その分の借りを返すつもりで頑張りたい」


 専大準硬式野球部の主将を務める金子。実はこれまでの野球人生でキャプテンの経験がなく、今回初めてチームの先頭に立つ存在として選手を引っ張っていくことになる。

―金子選手の考える主将の務めとは

「チームに対する考えをしっかりと持っていて、先頭に立って背中で引っ張っていき、チームが目指す場所まで導いてくれる道しるべのような存在。今までキャプテンである自分がしっかりしなきゃと思って気負いすぎていたけど、1人で突っ走るとこなく時には周りに頼るのも大切だということに気づいた。みんなから話を聞く場でも、後輩が年下とか関係なく意見をよく言ってくれるので助かっている。チームのみんなが自分を助けてくれるので任せられる部分は任せることにしている。なかには才能に近いカリスマ性を持って、ガンガンまわりを引っ張っていく人もいると思うけど、あくまで自分は人に頼りつつ自分らしくやります」 



 最後にリーグ戦の目標と、それに向けた決意を聞いた。

「リーグ戦でも目指すところはもちろん優勝です。キャプテンとしてはもちろん、1番打者としても試合を引っ張っていき流れをつくっていきたいと思います」


 リーグ戦優勝への強い思いを力強く語った金子。関東地区大学準硬式野球選手権大会で見せた強力な打撃を持つ野手陣と、大会中好投を続けた投手陣が噛み合えば、リーグ戦優勝も夢物語ではないはずだ。


春季リーグの日程

4月9日(土)  専修大学-帝京大学  第一試合 上柚木公園野球場

4月10日(日) 帝京大学-専修大学  第二試合 上柚木公園野球場

4月16日(土) 日本大学-専修大学  第二試合 上柚木公園野球場

4月17日(日) 専修大学-日本大学  第一試合 上柚木公園野球場

5月3日(火祝) 専修大学-東海大学  第一試合 八王子市民球場

5月4日(水祝) 東海大学-専修大学  第二試合 上柚木公園野球場

5月5日(木祝) 中央大学-専修大学  第一試合 上柚木公園野球場

5月8日(日)  専修大学-中央大学  第二試合 上柚木公園野球場

5月18日(水) 専修大学―国士舘大学 第一試合 上柚木公園野球場

5月19日(木) 国士舘大学―専修大学 第二試合 上柚木公園野球場

第一試合は9時30分、第二試合は12時45分試合開始予定。




(飛田翼・文2)