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2013.11.03
バレー

秋季リーグ最終戦 万全な状態で挑めず、第9位と厳しい結果で秋季リーグ閉幕

 11月3日、関東大学秋季リーグ最終戦となる対日体大が日本体育大学世田谷キャンパスメインアリーナにて行われた。専大は日体大にセットポイント0-3で敗れ、今季リーグは4勝7敗、9位という結果で幕を閉じた。


 第1セット目。序盤から中盤にかけて専大のミスが目立ち、なかなかエンジンがかからない。19-25で先制を許してしまう。

 第2セット目。孫兆濤(商4・宇部商高)、小川猛(経営1・桐蔭学園高)を投入し、流れを変えようと試みる。前半は日体大にリードされるものの、小川の強烈なジャンプサーブで相手を崩し、21-21で追いつく。その後どちらも譲らない状態が続くが、日体大に正確なスパイクを決め込まれ、24-26と一歩届かずセットを連取される。

 第3セット目。序盤は日体大がスパイクやフェイントをうまく使い分け、またしてもリードを許してしまう。中盤、エース・長友優磨主将(商4・都城工高)のサービスエースやスパイクで流れを作り、逆転するも、20-20で再び追いつかれてしまう。最後に粘りを見せたい専大であったが、日体大に春リーグ王者の力を見せつけられ、23-25で試合終了。


 今試合はセットポイント0-3で敗北したが、試合中盤から後半にかけて、チーム全体でいい雰囲気をつくり出し、専大らしさを取り戻しつつあるように見えた。今季リーグで味わった悔しさをバネに、来月開幕する秩父宮賜杯全日本バレーボール大学選手権大会で雪辱を晴らしてほしい。


 また、個人としては、高橋拓也(経済2・東亜学園高)が今大会でスパイク、ブロックの両部門で第2位の成績を収めた。秩父宮賜杯全日本バレーボール大学選手権大会でのさらなる活躍を期待したい。

(金高 結・文2)


吉岡監督
「(小川を起用したことについて)育成するつもりで使ったが、サーブがすごくよかった。来年につながったと思う。(藤中について)リーグ前半はスパイクがダメだったのに対し、後半はよくなってきて、掴み始めている。リーグを通して育成できた。(リーグを振り返って)相手への苦手意識はないが、雰囲気づくりが課題となった。(全カレに向けて)他のチームより個性の強いチームだが、今後は組織として強くしていく。全カレでは全勝を目指したい」


長友主将
「勝つことよりも楽しむ気持ちで試合に臨み、今日は楽しかった。先週悪かった自分の調子も完璧とまではいかないが上がってきて、自分らしいプレーができた。全カレに繋げられたと思う。小川が怪我から復帰して、サーブでいい仕事をしてくれた。彼の成長はチームとしてもよかった。(リーグを振り返り)けが人も多くて、ジュニア組が戻ってからのチームの練習も短く、チームワークがあまりよくなかった。全カレで一つになって、いい状態で終わりたい。目指すのは優勝。去年は初のベスト4だったが、個人的には悔しかった。日本一を経験している選手がコートに多いチームなので優勝できると思う」

孫選手
「納得のいかない試合だった。センターをマークして抑えることでうちのリズムをつくろうとしたが、あともう少しってところでうまくいかなかった。(リーグを振り返り)けが人も多く、調子も悪かった。最悪なリーグ戦だった。全カレで勝って雪辱を晴らしたい」

板宮選手
「厳しいリーグ戦だった。けが人も多く、チームの状態も悪かった。全カレへの課題が明確になったので、振り返って修正したい。優勝を目指して、最低でも悔いのない試合をしたい。個人的には普段と変わらず、安定したプレーをしたいと思う」

山本選手
「4年生最後のリーグ戦だったので勝ちたかったが、楽しく終われてよかった。リーグ全体を振り返ると、良いか悪いかと言えば悪かった。けが人が多くて万全じゃなかったのが痛かった。全カレ、天皇杯に向けて新しくチームをつくり直し、優勝目指して頑張る」

藤中選手
「今まで負けっぱなしだったので今日は勝ちたかった。大事なところでのミスが、自分にもチームにも多かった。特に自分に上がるトスのスパイクが決めきれなかった。(リーグを振り返り)チームがいい感じではなく、後半もそのままチームをつくり直せなかった。あと1点というところでミスをしたり、勢いがなかったりしたのが原因。全カレまでにサーブ、スパイク、ブロック、サーブレシーブ、全てにおいてミスを減らし、もっと技術を上げなければならない。自分のプレーでチームに貢献したい。目標は日本一」

高橋選手
「今日の試合は2セット目の中盤が良かった。その流れを序盤から出せたらよかったと思う。試合に対する意気込みが足りなかった。(リーグを振り返り)相手ではなく、自分たちの問題が多かったので、改善していきたい。前回からコミュニケーション不足が課題だったが、今回改めて気付かされたので、今後は全カレと天皇杯に向けてコミュニケーションをより高め、チーム作りをしていきたい。どちらも優勝を目標にし、自分が引っ張っていくような勢いで、勝ちに向けて気持ちを持っていく」

古賀選手
「ピンチサーバーで入るときは、流れを変えること、サーブを入れること、レシーブを上げることが自分の役目だと思って臨んでいたが、ミスが多かったのが悔しい。全カレは少しでもチームに貢献し、優勝したい」

小川選手
「今日の試合は怪我明けで、久しぶりにバレーをした感じがした。不安もあったが、思いっきりプレーできた。(リーグを振り返り)ピンチサーバーでの出場が多かったが、ジャンプサーブで相手を崩して、流れを変えることもあったので良かったと思う。インカレまで1ヶ月しかないので、コンディションを上げてしっかり役割を果たしたい」

川波選手
「今日の試合は勝ちたかったが、雰囲気が悪くならずにプレーができてよかった。(リーグを振り返って)負けが多かったが、その分課題も見つかったので、全カレに向けて修正していきたい。そしてできるだけ上位を目指していきたい」

吉澤選手
「今日は途中から試合には出ていないが、明るくまとまってプレーすることができていたと思う。(リーグを振り返り)先輩方に助けられてばかりだった。全カレでは自分が先輩方やチームを救えるようなプレーをしたい。チームでまとまりをもってプレーして、優勝したい」

池田選手
「今日の試合は守備が良くなかったのでインカレまでには改善しないといけない。(リーグを振り返り)雰囲気は最初の頃は良くなかった。だんだんと良くなってきたと思う。インカレはトーナメントなので、良いムードをつくっていけるようにしたい。個人的にはキャッチを期待されているのでもっと安定させていきたい」