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2012.12.01
剣道

第13回関東女子学生剣道新人戦大会 2回戦敗退も次に繋がる敗戦

 12月1日、東京武道館で第13回関東女子学生剣道新人戦大会が行われた。この大会は1、2年生のみで戦う新人戦のため、専大は4人で試合に臨むこととなった。専大は健闘を見せたが、やはり1人少ないハンデは大きく、惜しくも初戦敗退となってしまった。

 

 

 専大の登場は2回戦。対戦相手は実践女子大となった。相手は人数の不足はなく、専大のビハインドで試合は始まった。

 

 先鋒の中村真綺(法1・日本航空高)はビハインドのプレッシャーを見事にはねのける。試合が始まってすぐにメンを2本連取し、あっという間に勝負を決めた。先手を取り、幸先の良いスタートを切った専大だったが、相手も必死なので上手くこの勢いに乗りきれない。規定により次鋒が不戦敗の後、中堅、副将と引き分けが続いてしまい、同点のまま決着は大将の鷹野遥香(法2・日本航空高)に託された。

 

 鷹野は互角の試合を展開し、どちらも決めきれないまま試合は中盤へ。そして、2人が同時に打ち込んだ時、ついに審判の旗が上がった。しかし、それは専大の白色ではなく赤色だった。先に一本取られてしまい、窮地に立たされた鷹野だったが、冷静さは保っていた。試合が再開されるや否やメンを取り返したのだ。追いついた鷹野はそのまま逆転までという勢いで攻めたがあと一本が決まらず、引き分けに終わってしまう。

 

 勝敗の決する運命の代表者戦に出場したのは、先鋒戦で見事な2本勝ちを収めた中村だった。中村は1年生ながら大将を相手に善戦したが、最後の最後でメンを決められ、専大はここで敗退となった。

 

 今大会は残念ながら初戦敗退となってしまったが、選手たちは手応えを感じていた。1、2年生のみでも堂々とした戦いを繰り広げられたことは必ず今後に繋がるだろう。しかし、まずは少しでも早く仲間を増やしたい。そうすれば、実力のついてきている彼女らならば、必ず勝利を収められるはずだ。

 

 

以下は選手のコメント

 

中村選手

「先鋒戦は自信を持ってできたが、代表者戦は少しプレッシャーを感じてしまった。人数が1人足りなかったので、自分が勝たなきゃいけないという気持ちが強かった。(今後の課題としては)メンタル面の強化が自分には必要だと思った。もっとチームに貢献できるように、とにかくできることからやらなければならない」

 

鷹野選手

「私たちは4人しかいないので、元々1人分負けてしまっていた。だから、その分を補おうと必死だった。先鋒が良い流れを作ってくれて、中堅、副将とその流れを繋いでくれた。しかし大将戦では引き分けてしまい、悔しかった。結果は負けてしまったが、次に繋がる試合になったと思う。(今後は)来年の個人戦や団体戦に向けて頑張りたい」

「(大将戦について)前の3人が折角繋いでくれたので、絶対に勝ちたかった。先に1本取られて焦ったが、すぐに取り返すことができて良かった。でも、そのまま引き分けで終わってしまったので、次は勝ち切れるように頑張りたい」

 

 

(安江 祐輔・経済1、写真=森本 雅美・文1)