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2012.09.15
剣道

第38回関東学生女子剣道優勝大会 惜しくも全日本出場ならず

 9月15日、第38回関東女子学生剣道優勝大会が東京武道館で行われた。11月に予定されている第31回全日本女子学生剣道優勝大会への出場を狙う専大も、同大会に出場した。

 

 1回戦はシードだったため、2回勝てばベスト16として全日本出場が決まる専大は、2回戦で大妻女子大と対戦した。どちらも一歩も引かぬ攻防の中、1-2と大妻女子大のリードで大将戦を迎えた。大将の武本光世(法3・駒場高)は「スコアを見て、自分が2本とれば勝ちだと思ってやっていた。一本勝ちでも、代表戦に持ち込めば勝てる自信はあった」と試合後に話した通り、余裕を持った試合展開を見せた。そして、見事にメンの一本勝ちを収めると、勢いそのままに代表者戦にも出場。ここでも大将戦と同じ相手と戦い、同じくメンの一本勝ちで専大を3回戦に導いた。

 

 続く3回戦では、慶大と対戦。全日本への出場権を目の前にした専大の選手たちは、序盤から堂々とした戦いを繰り広げる。しかし、次鋒の飯塚裕(経済2・高崎北高)と大将の武本は引き分けたものの、先鋒と中堅、副将は冷静な慶大に技の隙を突かれてしまい、惜しくも敗れてしまった。

 

 残念ながら全日本への出場は叶わなかったが、監督をはじめ、選手たちは下を向いていなかった。試合後、梅山義隆監督は「以前よりも強くなった。今までも頑張っていたが、今年は女子だけで合宿を行ったりもした。6人しかいないので、チームワークや結束力は負けないようにしたい。技術は練習で補えるので」と話し、今後については「目標は全日本出場。決定戦まできたのも久しぶりだが、もう手の届くところまできている。そう簡単にはいかなかったが、これでまた一歩成長できるだろうし、来年も頑張ってくれると思う。新人戦は4人しかいないので、それまでにあと1人は増やしたい。今いる4人は実力がついてきているので」と意気込みを語ってくれた。

 

 丸山亜由美(文4・埼玉栄高)にも話を聞くと、「全日本決定戦に向けて全日本に出たいと目標を持ってやってきた。今まではここまでこられなかったが、あと少しで手が届くと実感できてよかった」と手応えを感じているようだった。

 

 今回大将を務めた武本は、「全体の夏合宿の前に女子だけで合宿を行い、女子同士仲良くなり、みんなのチームワークも良くなった。私は3年で1、2年は4人しかいないが、それでも上を狙えると思っている」と話してくれた。

 

 試合に負けたショックを引きずらずに前を向こうと努める姿からは、今大会で得た確かな自信が感じられた。12月の新人戦大会までに部員数も増え、彼女らの顔に勝利の最高の笑顔が浮かぶことを期待したい。

 

 

(安江 祐輔・経済1)