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2015.06.21
レスリング

【レスリング部】全日本選抜最終日、中村が3位に輝く


 6月21日、明治杯全日本選抜レスリング選手権大会(リオ五輪・第2次選考会)の第3日目が代々木第二体育館で行われた。

 専大からはフリースタイル57kg級に中村倫也(商3・花咲徳栄高)、グレコローマンスタイル59kg級に河名真寿斗(文3・三次高)、北村侑磨(経済4玉名工業高)、桑山裕貴(商1・中津商高)が出場し、中村が3位になった。



 佐藤満ヘッドコーチは前日に「どのようにモチベーションを持っていくか。そこでどう力を発揮できるか。優勝争いになる可能性だって、1回戦で敗退する場合もある」と中村についてコメントを残していた。


 初戦はテクニカルフォールで駒を進める。

 続く2回戦、昨年の全日本選手権4位の相手だけになかなか中村のレスリングをさせてもらえない。それでも果敢に攻撃をし、片足タックルから、背後に回り2点。その後も点を量産し、8-0。ここで得意のローリングを成功させ、テクニカルフォール勝ちで準優勝へ繋げた。


 「自分が今までやったことを出し切ろうと決めて挑んだ」準決勝。序盤、右足をとられ、背後からの攻撃を許し2点を奪われる。「ロースコア」で終えたいところであったが最初の「焦り」から2点を献上。さらに場外ポイントを許し0-5。流れが中村に傾くことがないまま、試合終了。勝ったことがある相手だけに「悔しい結果」となった。


 準優勝からわずかに時間を空けの3位決定戦は、相手との実力差を見せつけ7-0。見事3位入賞を果たした。中村はこの試合を「勝てることを示しておきたかった」と振り返る。準決勝での敗戦から切り替えることは容易ではないが、「アピールすることで何かプラスになればよい」と心の内を明かした。


▼得意技を仕掛ける中村

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▼表彰時の中村

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 河名は初戦全日本選手権5位の相手と対戦した。相手の2回目の注意によってマット中央のパーテルポジションからの攻撃に成功。得意の投げ技で4点を獲得、さらに4点を追加した。フォールの体制までもっていくもこれはタイマーは動いたまま。ここからローリングで2点。ここで既定の得点差がつき試合終了。次のピリオドに入ることなく8-0で勝利した。


 続く2回戦は、背後をとらえられるなど、相手に冷静に試合を進められた。それでも全日本選手権2位の相手に積極的に攻め健闘した。



 連日の試合では近藤雅貴(経営4・八幡浜工高)が2位、松尾侑亮(商1・いなべ総合学園高)・中村が3位でメダルを手にした。専大は過去2年間、この大会で表彰台に昇っている選手はいない。専大レスリング部のさらなるパワーアップが見込める結果となった。