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2019.11.03
バスケ

【男子バスケ部】青学大に1巡目のリベンジ果たし5連勝!

11月3日(日)、青山学院大学青山キャンパスにて第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 第20節が行われた。対戦相手はリーグ戦1巡目で連勝を止められた青山学院大学。第1クォーターで6点のビハインドと出足こそ悪かったものの、第2クォーター開始から2分も経たないうちに逆転する。そこからは大きく調子を崩すことなく安定した試合運びを見せ、88-71で青学大に1巡目のリベンジを果たした。




専大 88(16-22,27-13,18-18,27-18)71 青学大





スタメン



#12 西野曜(経済3・近大附高)



#23 キング開(文2・アレセイア湘南高)



#30 アブフィリップ(経営4・アレセイア湘南高)



#34 盛實海翔(商4・能代工高)



#46 寺澤大夢(文2・東海大諏訪高)






第1クォーター、フローターに3Pシュートと試合開始から#34 盛實が絶好調。この日も爆発の気配を見せる。しかし、試合の流れは青学大。専大は追いかける展開に。シュートがなかなか決まらない専大はこのクォーターの1分半を切ったあたりからでフリースローを立て続けに貰うことに成功するが、それも成功率が悪く点差は詰まらない。#30 フィリップ、#23 キング、#0 ケイタシェイクブーバカー(商1・日体柏高)のブロックショットで沸く場面こそあったものの、16-22とオフェンスが振るわず最初のクォーターを終える。



固い入りとなってしまった専大だったが、第2クォーター開始から#5 安部紘貴(商4・飛龍高)のドライブ、#12 西野の2Pシュート、#95 斎藤瑠偉(経営2・羽黒高)の3Pシュートと連続得点。怒涛の勢いで2分と経たずに逆転に成功する。1度波に乗ったら止まらないのが専大の何よりの強み。その後も#12 西野を中心に得点を重ねていく。青学大のオフェンスも単発に終わり、流れはこちらのまま。最後に#28 野﨑由之(経済2・市立船橋高)が3Pシュートを沈め、6点ビハインドの状況を8点リードにひっくり返して前半を終える。


後半が開始すると点の取り合いとなり、一進一退の展開に。#46 寺澤が外れたシュートをタップで押し込んで11点差とし、若干ながら専大優位でこのクォーターも進む。24秒クロックが残り1秒のところからスローインで得点に繋げたプレーもあり、専大のゴールに対する執念を見せつける。しかし、青学大も3Pシュートで反撃し、専大は点差を広げるには至らない。61-53と前半終了から平行線のまま最終クォーターへ。



第4クォーターが幕を開けると再び専大が勢いづく。#12 西野の3Pシュートがリングを射抜き、味方が外したシュートを#0 ケイタがねじ込み、さらに#5 安部が得点し、徐々に青学大との点差を広げていく。そしてこのクォーターで魅せたのは誰もが認めるチームのエース、#34 盛實。センス抜群の技ありレイアップに2日連続の4点プレーと華のあるオフェンスで完全に流れを専大へと引き寄せた。#23 キング、#46 寺澤もそれに続いて得点し、青学大のホームゲームでありながら武器である爆発力を存分に発揮し、88-71で完勝を収めた。


▲#5 安部



▲#12 西野



▲#23 キング



▲#30 フィリップ この日はブロックショットが7本と脅威の数字を見せた。



▲#34 盛實 2日連続のチームハイの得点でエースの存在感を示す。



佐々木優一監督

試合を振り返って

「昨日は全員がやるべきディフェンスとリバウンドをして、良いものは変えずに続けていこうという話をしていた。ただ青学もホームゲームで状態も良いので、タフなゲームになるとは思っていた。試合終了のブザーが鳴るまで、プレイタイムは関係無く、チーム全体としてディフェンスのところで集中力を切らさずに最後までやり切れたことがこの結果に繋がっていると思う。チームで取れた勝ちだった」


1巡目で負けている青学大に対して意識したことは

「やられてしまうところは#52 赤穂や#21 納見のところ。キープレイヤーがいたので、そこには絶対に(好きなように)やらせないようにしようと伝えていた。ただ彼らもホームゲームで意地があったので、かなり積極的に攻めてきていたが、タフなシュートを打たせて、こぼれ玉を自分たちのボールにしてというところを本当に繰り返し徹底していった。(1巡目で)大差で負けて、それを上回ることは出来なかったが、負けたままというのは癪に障るし、借りはしっかり返そうという話はしていたので、こういう形で結果に出て良かった」


筑波大戦に向けて

「あと1週、タフになるが良い練習から良い試合に繋げていく。どこのチームもしんどいと思うが、ここまで来たら気力でこのまま勝ち続けて1つでも順位を上にあげられるように頑張っていきたい」


#34 盛實海翔

試合を振り返って

「青山学院さんは前回点差が開いて負けてるチームなので、自分たちもしっかり準備をして、向かっていく気持ちを持っていこうとやってきた。少しリバウンドを取られてしまった部分もあるが、そこで崩れずに最後まで我慢し続けられたのが勝ちに繋がった」


1巡目で負けている青学大に対して意識したことは

「前回は自分たちの良いところが何も出せないまま終わって、相手のやりたいことをやられてしまったが、自分たちのやるべきことをやれば、今日のように良い試合が出来ることは分かっていた。相手がどうこうというよりは、ディフェンスとリバウンドが自分たちのキーとなるところなので徹底していた」


サンロッカーズ渋谷で特別指定選手として活動していた時以来の青山学院記念館での試合だったが?

「サンロッカーズでやっていた頃ぶりにこのコートで出来るということは嬉しかったし、応援に来ていただいたサンロッカーズファンの方もいるので嬉しい気持ち。(ファンに)勝ちを見せられたのは良かった」


筑波大戦に向けて

「ここまで来たら勝つしかないので、少しでも上位になってインカレに良い形で繋げられるように勝ち切りたいと思う」






8月24日から始まった長いリーグ戦も残り2試合。専大は14勝6敗で12チーム中4位となっている。4位以内にはインカレでのシード権が与えられるため、専大はこの順位以上でリーグ戦を終えたいところ。大東大が一足早く優勝を決めているため、残りの3枠を5校で狙いあう構図となっており、シード権争いは大混戦の様相を呈している。今週末の結果次第で専大は2位から6位まで可能性があり、しかも専大の相手は現在3位で1巡目で負けている筑波大、圧倒的強さで優勝を既に決めている大東大となっている。一筋縄ではいかないことは確かだが、専大男子バスケ部のファイトに期待したい。



(文=岡本真凜・経営2、写真も)